キャッシュ・エージェントの停止

キャッシュ・エージェントは手動で停止できます。

次のように、キャッシュ・エージェントを停止します:

  • TimesTen Scaleoutでは、ttGridAdmin dbCacheStopコマンドを使用して、グリッド内のすべてのインスタンスのキャッシュ・エージェントを停止します。『Oracle TimesTen In-Memory Database Scaleoutユーザーズ・ガイド』「TimesTen Scaleoutのキャッシュ・エージェントの停止」を参照してください。

  • TimesTen Classicでは、TimesTenキャッシュ管理ユーザーとしてttCacheStop組込みプロシージャをコールします:

    Command> call ttCacheStop;

    また、CACHE_MANAGER権限を持つTimesTen外部ユーザーとしてttAdmin -cacheStopユーティリティ・コマンドを実行することによって、コマンドラインからキャッシュ・エージェント停止することもできます。

    % ttAdmin -cacheStop cache1

    自動リフレッシュを使用したキャッシュ・グループを削除または変更した直後にキャッシュ・エージェントを停止しないでください。キャッシュ・グループを管理するために作成および使用されたOracle Databaseオブジェクト(変更ログ表やトリガーなど)をキャッシュ・エージェントがクリーンアップできるように、最低でも2分は待機してください。

    ttCacheStop組込みプロシージャにはオプションのパラメータが、またttAdmin -cacheStopユーティリティ・コマンドにはオプション-stopTimeoutがあり、これらのオプションによってキャッシュ・エージェントが停止するまでTimesTenメイン・デーモン・プロセスが待機する時間を指定します。指定したタイムアウト時間内にキャッシュ・エージェントが停止しなかった場合、そのキャッシュ・エージェントはTimesTenデーモンによって停止されます。キャッシュ・エージェントのデフォルトの停止タイムアウトは100秒です。値0(ゼロ)は、永久に待機することを示します。

ノート:

TimesTen X/Open XAおよびJava Transaction API (JTA)の実装は、キャッシュでは動作しません。キャッシュ・エージェントを実行している場合、XAまたはJTAトランザクションは開始できません。