ChildServer

ChildServer接続属性を使用して子サーバーのプロセスを識別します。

クライアント/サーバー環境では、TimesTenは、クライアントからの着信リクエストを処理するために複数のTimesTen子サーバー・プロセスを持つことができます。特定のキャッシュ接続プールの組込みプロシージャの特定の子サーバー・プロセスを識別するには、ChildServer接続属性を指定します。

各子サーバー・プロセスは、ChildServer=n接続属性で割り当てられた数字により識別されます。ここで、nは、1から実行中の子サーバー・プロセスの数の範囲までの数です。子サーバー・プロセスに接続したら、特定の子サーバー・プロセス用のttCacheConnPoolGet('current')またはttCacheConnPoolApply組込みプロシージャを実行できます。

たとえば、次の場合、1として識別された子サーバー・プロセスに接続し、保存されたキャッシュ接続プール構成をこの子サーバー・プロセスに適用します。子サーバー・プロセス2 (ServersPerDSNが2の場合)に対しても同じプロセスを実行します。

Command> connect "DSN=cache1;ChildServer=1;"; 
Command> call ttCacheConnPoolApply; 
Command> disconnect; 

Command> connect "DSN=cache1;ChildServer=2;"; 
Command> call ttCacheConnPoolApply; 
Command> disconnect; 

ClientServer接続属性の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseキャッシュ・ガイド』「動的ロード・リクエストのためのOracleデータベースへのキャッシュ接続プールの管理」を参照してください。

必要な権限

この属性の値の変更に権限は必要ありません。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

この属性はTimesTen Classicでサポートされていますが、TimesTen Scaleoutではサポートされません。

設定

ChildServerは次のように設定します:

属性の設定場所 属性の表示 設定

CまたはJavaプログラム、あるいはUNIXおよびLinuxシステムのTimesTen Classicのodbc.iniファイル

ChildServer

ChildServer=nです。ここで、nは、1から実行中の子サーバー・プロセスの数までの範囲の数です。

ChildServer接続属性を指定する場合、クライアント・プロセスは指定された子サーバー・プロセスを使用して接続します。属性を指定しない場合、クライアント・プロセスはランダムに選択された子サーバー・プロセスを使用して接続します。

Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ

該当なし