Encryption

Encryption属性は、クライアント/サーバー接続で暗号化を受け入れるか、拒否するか、要求するか、必要かを指定します。

この属性は、クライアントとサーバーの両方に対して設定する必要があります。暗号の設定は、ほとんどの場合、クライアントとサーバーの両方で同じである必要があります。

詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseセキュリティ・ガイド』「クライアント/サーバー用のTLSの構成」を参照してください。

必要な権限

この属性の値の変更に権限は必要ありません。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

この属性はTimesTen Classicでサポートされていますが、TimesTen Scaleoutではサポートされません。

設定

Encryptionは次のように設定します。

属性の設定場所 属性の表示 設定

CまたはJavaプログラム、あるいはUNIXおよびLinuxシステムのTimesTen Classicのodbc.iniファイル

Encryption

  • accepted: 必要に応じて、またはクライアントからのリクエストに応じて、暗号化されたセッションを有効にします。それ以外の場合は、暗号化されていないセッションを使用します。(デフォルト)

  • rejected: 暗号化されていないセッションを要求します。(サーバーが暗号化をサポートしていない場合、TimesTenは、これがサーバー上の設定であるかのように動作します。)クライアントが暗号化を必要とする場合、接続は拒否されます。

  • requested: クライアントで許可されている場合は暗号化されたセッションをリクエストします(クライアントでrejected以外の設定が使用されている場合)。それ以外の場合は暗号化されていないセッションを使用します。

  • required: 暗号化されたセッションを要求します。クライアントが暗号化を拒否している場合、接続を拒否します。

Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ

「Oracle TimesTen Client DSN Setup」ダイアログの「Encryption」フィールド。

  • accepted: 必要に応じて、またはクライアントからのリクエストに応じて、暗号化されたセッションを有効にします。それ以外の場合は、暗号化されていないセッションを使用します。(デフォルト)

  • rejected: 暗号化されていないセッションを要求します。(サーバーが暗号化をサポートしていない場合、TimesTenは、これがサーバー上の設定であるかのように動作します。)クライアントが暗号化を必要とする場合、接続は拒否されます。

  • requested: クライアントで許可されている場合は暗号化されたセッションをリクエストします(クライアントでrejected以外の設定が使用されている場合)。それ以外の場合は暗号化されていないセッションを使用します。

  • required: 暗号化されたセッションを要求します。クライアントが暗号化を拒否している場合、接続を拒否します。