DurableCommits

デフォルトでは、DurableCommits0 (ゼロ)に設定されています。この設定では、ログ・レコードはトランザクションのコミット時にファイル・システムに書き込まれますが、すぐにディスクに書き込まれることはありません。これにより、障害の発生時に一部のコミット済トランザクションが失われる危険はありますが、トランザクションの実行時間が短縮されます。DurableCommitsを1に設定すると、TimesTenによりログ・レコードはトランザクションのコミット時にディスクに書き込まれます。

また、接続でttDurableCommit組込みプロシージャをコールして、選択したトランザクションに対して明示的に永続的コミットを行うこともできます。ttDurableCommitをコールすると、ディスクにログ・バッファがフラッシュされます。ログ・バッファは、すべての接続間で共有されており、すべての接続で実行されたトランザクションのログ・レコードを含みます。

ログ・レコードは、継続的にファイル・システムからディスクにコピーされます。LogFlushMethodを使用して、ファイル・システムがディスクと同期化されるタイミングを制御できます。

必要な権限

この属性の値の変更に権限は必要ありません。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

この属性はTimesTen Classicでサポートされていますが、TimesTen Scaleoutではサポートされません。

設定

DurableCommitsは次のように設定します。

属性の設定場所 属性の表示 設定

CまたはJavaプログラム、あるいはUNIXおよびLinuxシステムのTimesTen Classicのodbc.iniファイル

DurableCommits

0 (デフォルト) - TimesTenは、トランザクションのコミット時にトランザクション・ログをディスクに書き込みません。

1 - TimesTenは、トランザクションのコミット時にログをディスクに書き込みます。

Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ

該当なし

「LogFlushMethod」も参照してください。