ttDurableCommit
このプロシージャは、現在のトランザクションをコミット時に永続的にすることを指定します。このプロシージャは、
DurableCommitsが無効であり、アプリケーションがデータベースに接続されている場合にかぎり有効です。
また、ttDurableCommitをコールすることによって、現在のトランザクションおよび以前にコミットされた遅延永続トランザクションもすべて永続的になります。ttDurableCommitをコールした後にコミットされたトランザクションに対しては効果がありません。ttDurableCommitはトランザクションをコミットしません。たとえば、アプリケーションをコミットするには、SQLTransactなどをコールする必要があります。
必要な権限
このプロシージャには、権限は必要ありません。
TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用
このプロシージャはTimesTen Classicでサポートされていますが、TimesTen Scaleoutではサポートされません。関連ビュー
このプロシージャには関連ビューはありません。
構文
ttDurableCommit()
パラメータ
ttDurableCommitにパラメータはありません。
結果セット
ttDurableCommitは結果を返しません。
例
CALL ttDurableCommit ();
ノート:
コントローラやドライバによっては、コントローラ内のキャッシュ・メモリーにデータを書き込むだけであったり、書込みが終了したことがオペレーティング・システムに通知された後のいずれかの時点でディスクに書込みを行う場合があります。このような場合、電源障害は、永続的にコミットされていると考えていた一部の情報が電源障害に耐えられないことを意味する可能性があります。こうしたデータの損失を避けるには、処理の完了を通知する前に必ず記録メディアに書き込むようにディスクを構成するか、または無停電電源装置(UPS)を使用してください。