ttDistributionProgress

この組込みプロシージャは、進行中の再分散処理の進捗状況のレポートを出力します。

必要な権限

このプロシージャには、ADMIN権限が必要です。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

このプロシージャは、TimesTen Classicではサポートされていません。

TimesTen Scaleoutアプリケーションでこの組込みプロシージャをコールできます。

このプロシージャは、コール元の要素の行を返します。

関連ビュー

このプロシージャには関連ビューはありません。

構文

ttDistributionProgress()

パラメータ

ttDistributionProgressにパラメータはありません。

結果セット

ttDistributionProgressは次の結果を返します。

説明

starttime

TT_TIMESTAMP NOT NULL

ステータス情報が収集された時刻。

elementId

TT_INTEGERNOT NULL

ローカル要素の要素ID。

ptVersion

TT_INTEGERNOT NULL

パーティション表のバージョン番号。

threadId

TT_INTEGERNOT NULL

スレッドID。

phase

VARCHAR2 (32) NOT NULL

再分散処理の現在のフェーズ。再分散処理には次のフェーズがあります。

  • データ分散

  • データ・チェックポイント

  • データ・チェックポイント完了

  • 再利用フェーズ1

  • 再利用チェックポイント

  • 再利用フェーズ2

  • 再利用完了

tblName

VARCHAR2 (64)

現在処理中の表の名前(取得できる場合)。

processedTblRows

TT_BIGINI

現在の表ですでに処理された行数(取得できる場合)。

insertedTblRows

TT_BIGINT

ローカル要素の現在の表にすでに挿入されている行数(取得できる場合)。

deletedTblRows

TT_BIGINT

ローカル要素の現在の表からすでに削除された行数(取得できる場合)。

totalTblRows

TT_BIGINT

表の行の総数(取得できる場合)

processedRows

TT_BIGINT

要素に対してすでに処理された行数。

insertedRows

TT_BIGINT

要素にすでに挿入された行数。

deletedRows

TT_BIGINTNOT NULL

要素からすでに削除された行数。

totalRows

TT_BIGINTNOT NULL

すべての表の要素の合計行数。

processedTbls

TT_INTEGERNOT NULL

すでに処理された表の数。

totalTbls

TT_INTEGERNOT NULL

データベースの表の合計数。

次の例は、ttDistributionProgress組込みプロシージャへのコールの結果セットの例を示しています。

CALL ttDistributionProgress();
< 2021-09-13 14:49:41.065122, 1, 2, 1, Data Distribution, <NULL>, <NULL>, <NULL>,
 <NULL>, <NULL>, 1910, 0, 176, 1910, 8, 8 >
1 row found.