ttDBWriteConcurrencyModeSet

ttDBWriteConcurrencyModeSet組込みプロシージャは、同時書込み処理中の読取り最適化を制御します。

モードを1に設定すると、拡張書込み同時実行モードが有効になり、読込み最適化が無効になります。モードを0 (ゼロ)に設定すると、拡張書込み同時実行モードが無効になり、読込み最適化が再び有効になります。モードを1に設定すると、すべてのトランザクションおよび文の表ロックのヒントが抑制されます。これはSELECT文および副問合せに対してヒントでトリガーされたSn表ロック、およびDML文に対してヒントでトリガーされたW表ロックにも影響します。表ロックのヒントを抑制すると、スター結合などの実行計画を促す他の表ロックのヒントも抑制されます。モード設定にかかわらず、表ロックのヒントでトリガーされない表ロックは影響されません。

必要な権限

このプロシージャを実行するにはADMIN権限が必要です。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

このプロシージャは、TimesTen Classicでサポートされています。

TimesTen Scaleoutアプリケーションでこの組込みプロシージャをコールできます。

TimesTen Scaleoutでは、このプロシージャはグリッド内のすべての要素に対して実行されます。

関連ビュー

このプロシージャには関連ビューはありません。

構文

ttDBWriteConcurrencyModeSet(mode, wait)

パラメータ

ttDBWriteConcurrencyModeSetには、次のパラメータがあります。

パラメータ 説明

mode

TT_INTEGERNOT NULL

書込み同時実行モード。

0 - ヒントおよび標準的な最適化技術に従って最適化します。

1 : 同時書込み処理を最適化します。

wait

TT_INTEGERNOT NULL

0 - モード移行の開始後すぐに返します。

1 - モード移行が完了するまで待機してから返します。これは、0以外の値にモードを設定する場合に役立ちます。モードを0に設定した場合、通常、wait1に指定する必要はありません。

結果セット

ttDBWriteConcurrencyModeSetは結果セットを返しません。

次の例では、標準的な最適化技術を有効にして、処理の開始後すぐに返すようにする方法を示します。

CALL ttDBWriteConcurrencyModeSet(0,0);

ノート:

モードを1に設定する場合、すべてのトランザクションおよび文の表ロックのヒントは抑制されます。これはSELECT文および副問合せに対してヒントでトリガーされたSn表ロック、およびDML文に対してヒントでトリガーされたW表ロックにも影響します。表ロックのヒントを抑制すると、スター結合などの実行計画を促す他の表ロックのヒントも抑制されます。モード設定にかかわらず、表ロックのヒントでトリガーされない表ロックは影響されません。