TNS名のエクスポート(TNSNamesExport)

TNSNamesExportコマンドは、モデルの指定されたバージョンからTNS名エントリ(以前にインポートされたもの)を、通常は指定されたファイルにエクスポートします。

ttGridAdmin TNSNamesExport [-latest|-current|-version n] [filepath]

オプション

TNSNamesExportコマンドには、次のオプションがあります。

オプション 説明

-latest

最新モデル(変更されているものの、まだグリッドに適用されていないモデル)からTNS名エントリをエクスポートします。これはデフォルトです。

-current

現在のモデル(グリッドに最近適用されたモデル)からTNS名エントリをエクスポートします。

-version n

指定したバージョン番号のモデルからTNS名エントリをエクスポートします。

filepath

エクスポートしたTNS名エントリが含められるファイルのパスと名前。ファイルを指定しないと、エクスポートはstdoutに移動します。

この例では、モデルの最新バージョン(デフォルト)からtnsnames.oraをエクスポートし、そのファイルの内容を表示しています。

% ttGridAdmin TNSNamesExport /sw/tten/grid/misc/tnsnames.ora
% cd /sw/tten/grid/misc
% more tnsnames.ora
...
  ORCL =
    (DESCRIPTION =
      (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = www.example.com)(PORT=1630))
      (CONNECT_DATA =
        (SERVICE_NAME = orcl)
      )
    )
...