MemoryLock

共有データベースに接続しているアプリケーションが、データベースのロード中に実メモリーをロックするかどうかを指定します。

Linuxの場合、MemoryLock=4はオペレーティング・システムにより許可される機能に基づいてMemoryLockを取得しようとします。Linuxでは、仮想メモリー・サイズ(物理+スワップ)がすべてロックされる可能性があります。TimesTenは、スワップを使用していない場合に最も優れたパフォーマンスを示します。オペレーティング・システムでは実際に使用可能な容量を超えるメモリーのロックを許容するため、ロック可能なメモリーの容量を制限するようにオペレーティング・システムのメモリー管理パラメータを慎重に構成することが重要です。これらのパラメータは、/etc/security/limits.confファイルで構成できます。

AIXでは、MemoryLock属性は実装されていません。

PL/SQLの共有メモリー・セグメントは、MemoryLockの対象ではありません。

必要な権限

インスタンス管理者のみがこの属性の値を変更できます。

Linuxシステムの場合、MemLock設定のgroupnameは、/etc/security/limits.confファイル内のインスタンス管理者と同じ値に設定します。MemLockの値は、TimesTenデータベースの共有メモリー・セグメント以上の大きさに設定します。

TimesTenデーモンを再起動するには、新しいログイン・シェルで次のコマンドを実行します。

% ttDaemonadmin -restart

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

この属性は、TimesTen ClassicとTimesTen Scaleoutの両方でサポートされています。

設定

MemoryLockは次のように設定します。

属性の設定場所 属性の表示 設定

CまたはJavaプログラム、あるいはUNIXおよびLinuxシステムのTimesTen Classicのodbc.iniファイル、またはTimesTen Scaleoutのデータベース定義(.dbdef)ファイル

MemoryLock

0 (デフォルト) - メモリーをロックしません。

1 - メモリー・ロックを取得しようとします。ロックできなくても、接続は成功します。ロックを取得した場合、データベースのメモリーへのロード後にロックが解除されます(推奨)。

2 - メモリー・ロックが必要です。ロックできない場合、接続は失敗します。ロックを取得した場合、接続は成功し、データベースのメモリーへのロード後にロックが解除されます。

3 : メモリー・ロックを取得して保持しようとします。ロックできなくても、接続は成功します。メモリー・ロックを取得した場合、接続は成功し、メモリー・ロックはデータベースがメモリーからアンロードされるまで保持されます。

4 - メモリー・ロックは必要であり、データベースがメモリーからアンロードされるまで保持されます。ロックできない場合、接続は失敗します。ロックを取得した場合、接続は成功し、メモリー・ロックはデータベースがメモリーからアンロードされるまで保持されます。

Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ

該当なし