Overwrite

接続時に、既存のデータベースを新しいデータベースで上書きすることを指定します。

Overwrite属性が設定され、新しいデータベースと同じデータベース・パス名を持つ既存のデータベースが存在する場合、TimesTenは、使用中でなければ既存のデータベースを破棄し、新しい空のデータベースを作成します。Overwrite属性が設定され、指定したデータベース・パス名を持つデータベースが存在しない場合、TimesTenはAutoCreate属性が設定されている場合にのみ、新しいデータベースを作成します(「AutoCreate」を参照)。AutoCreateが0に設定されている場合には、TimesTenではOverwrite属性が無視されます。Overwrite =1の属性を指定する場合、アプリケーションでは注意が必要です。

必要な権限

インスタンス管理者のみがこの属性の値を変更できます。インスタンス管理者以外のユーザーがOverwrite=1でデータベースに接続しようとすると、TimesTenによってエラーが返されます。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

この属性はTimesTen Classicでサポートされていますが、TimesTen Scaleoutではサポートされません。

設定

Overwriteは次のように設定します。

属性の設定場所 属性の表示 設定

CまたはJavaプログラム、あるいはUNIXおよびLinuxシステムのTimesTen Classicのodbc.iniファイル

Overwrite

0 (デフォルト) - TimesTenは同じパス名を持つ既存のデータベースを上書きしません。

1 : TimesTenは同じパス名を持つ既存のデータベースを上書きします。

Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ

該当なし