接続可能オブジェクトの変更(connectableModify)

connectableModifyコマンドは、接続可能オブジェクトを変更します。

ttGridAdmin connectableModify [-only hostname[.instancename]]
                              filepath

オプション

connectableModifyコマンドには、次のオプションがあります。

オプション 説明

-only hostname[.instancename]

クライアント/サーバー接続用に作成される接続可能オブジェクト(connectableCreate-csオプションによって決定されます)の場合、必要に応じて、この接続可能オブジェクトを介して接続するアプリケーションは指定されたインスタンスに接続する必要があることを指定します。デフォルトでは、グリッド内のすべてのデータ・インスタンスが使用可能であり、接続はそれらの間で分散されます。

ホストに複数のインスタンスがある場合にのみ、インスタンス名を指定する必要があります。

複数の-onlyオプションを指定できます。この場合、クライアント/サーバー・アプリケーションは-only設定にリストされている任意のインスタンスに接続できます。

ノート: connectableModify -onlyで指定されたインスタンスによって、connectableCreate -onlyで指定されたインスタンスが置き換えられます。

filepath

接続可能オブジェクト・ファイルのパスおよび名前で、このファイルには新しい接続属性設定セットが含まれています。ファイル名はconnname.connectという形式である必要があり、connnameには接続可能オブジェクトの名前です。

この例では、connectableCreateの例で作成したクライアント/サーバー接続可能オブジェクトを変更し、database1client.connectを編集してPermWarnThreshold設定を追加します。

ConnectionCharacterSet=AL32UTF8
UID=ttclient
PermWarnThreshold=80

接続可能オブジェクトを変更します:

% ttGridAdminttGridAdmin connectableModify /sw/tten/grid/conndefs/database1client.connect
Connectable database1client modified.

ノート

  • 以前の接続可能オブジェクト・ファイルにあるすべての接続属性設定は、指定したファイルにある接続属性設定に置き換えられます。

  • クライアント/サーバー使用からダイレクト・モード使用に、あるいはダイレクト・モード使用からクライアント/サーバー使用に変更するように接続可能オブジェクトを変更することはできません。かわりに、接続可能オブジェクトを削除し、新しいものを作成します。

  • 接続可能オブジェクトの変更後にモデルを適用すると、必要なすべての構成ファイルの新しいバージョンが各データ・インスタンスに書き込まれ、新しい設定に従って接続可能オブジェクト・エントリが変更されます。(構成ファイルを手動で編集しないでください。モデルを適用するたびに上書きされます。)