インスタンスの変更(instanceModify)

instanceModifyコマンドは、モデル内の既存のインスタンス・オブジェクトを変更します。

ttGridAdmin instanceModify hostname[.instancename]
                           [-installation name]
                           [-mgmtPort n]
                           [-comment comment]

オプション

instanceModifyコマンドには、次のオプションがあります。

オプション 説明

hostname[.instancename.]

hostnameは、インスタンスを変更するホストの名前です。instancenameは、変更するインスタンスの名前で、ホストにインスタンスが複数ある場合にのみ必須です。

-installation name

モデル内のインストールの名前で指定されている、ホスト上の別のインストールにインスタンスを関連付けます。

-mgmtPort n

管理インスタンスの場合、アクティブ管理インスタンス上の管理データがレプリケートされるときにレプリケーションで使用される新しいポート番号。これに対する変更は、コマンドの発行時点で管理インスタンスが1つである場合にのみ可能ですが、この変更が重要になるのは、管理インスタンスを2つにする予定がある場合のみです。

-comment comment

インスタンス・オブジェクトにコメントを関連付けるか、既存のコメントを変更します。空白がある場合には、コメントを引用符で囲みます。コメントは、instanceListコマンドの出力に格納され、含められます。

この例では、griddata1はホストにある唯一のインスタンスです。

% ttGridAdmin instanceModify mysys3host -installation altinstall -comment 
Change_from_installcreate1
Instance griddata1 on Host mysys3host modified in Model

(複数語のコメントがある場合は、コメントを引用符で囲まなくてもよいように、空白ではなくアンダースコアを使用してください。)

ノート

  • このコマンドは、目的のリリースのインストールを指すことで、TimesTenのバージョンにパッチを適用したり、バージョンをアップグレードするためによく使用されます。

  • 後続のmodelApplyコマンドでinstanceModifyの更新を適用した場合、その時点ではインスタンスは停止せず、再構成されません。かわりに、次回インスタンスが起動したときに、TimesTen Scaleoutはインスタンス構成がモデルに一致しないことを検出して、適切に再構成します。