ReplicationApplyOrdering
ReplicationApplyOrdering
はパラレル・レプリケーションを有効にします。
ReplicationParallelism属性を指定して使用すると、マスター上の複数のトランスミッタがサブスクライバ上の複数のレシーバに送信されます。
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自動パラレル・レプリケーション: トランザクションの依存性が自動的に強制され、すべての変更がコミット順に適用される、複数のスレッドにわたるパラレル・レプリケーション。これはデフォルトです。
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コミット依存性が無効化された自動パラレル・レプリケーション: トランザクションの依存性が自動的に強制されるが、サブスクライバ・データベース上とアクティブ・データベース上でトランザクションのコミット順序が同じであることが強制されない、複数のスレッドにわたるパラレル・レプリケーション。特定の追跡にトランザクションを適用することで、レプリケーションのスループットを向上させることもできます。
パラレル・レプリケーションの構成の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseレプリケーション・ガイド』の「パラレル・レプリケーションの構成」を参照してください。
この属性はAWTキャッシュ・グループのパラレル伝播も設定します。デフォルトでは、この属性はOracle Databaseへの更新のパラレル伝播を有効化します。パラレルAWTキャッシュの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseキャッシュ・ガイド』の「Oracle Databaseへのパラレル伝播を使用したAWTスループットの向上」を参照してください。
必要な権限
インスタンス管理者のみがこの属性の値を変更できます。
TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用
この属性はTimesTen Classicでサポートされていますが、TimesTen Scaleoutではサポートされません。設定
ReplicationApplyOrdering
は次のように設定します。
属性の設定場所 | 属性の表示 | 設定 |
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CまたはJavaプログラム、あるいはUNIXおよびLinuxシステムのTimesTen Classicの |
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Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ |
該当なし |
制限事項
コミット依存性が無効化された自動パラレル・レプリケーションを使用する場合の制限は、次のとおりです。
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レプリケーション・スキームは、非同期レプリケーションを使用するアクティブ・スタンバイ・ペアである必要があります。クラシック・レプリケーション・スキームはサポートされていません。
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レプリケーション・スキームにはキャッシュ・グループを含めることはできません。
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これがサポートされるのは、アクティブとスタンバイの両方のマスターがTimesTenリリース11.2.2.8以降の場合のみです。アクティブとスタンバイの両方のマスターでは、コミット依存性が無効化されている必要があります。
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XLAはサポートされていません。
レプリケーション・スキーム内のすべてのデータ・ストアが同じ設定を使用している必要があります。