ReplicationParallelism

この属性は、自動パラレル・レプリケーションで使用する追跡数またはトランスミッタ/レシーバ・ペアの数を指定します。

ReplicationParallelismを2から32の数値に設定します。この数値は、ソース・データベースでのTRANSMITTERスレッド数およびターゲット・データベースでのRECEIVERスレッド数を示します。ただし、シングル・スレッド・レプリケーションを使用している場合、ReplicationParallelismを1 (デフォルト)に設定します。

LogBufParallelismおよびReplicationParallelism接続属性は関連しています。LogBufParallelismは、ReplicationParallelismで指定されたスレッドにマップされるストランドの数を指定します。たとえば、LogBufParallelism = 4およびReplicationParallelism = 4の場合、1つのストランドが1つのスレッドにマップされます。LogBufParallelism = 8およびReplicationParallelism = 4の場合、2つのストランドが1つのスレッドにマップされます。

したがって、ReplicationParallelismが1より大きい場合は、LogBufParallelism接続属性はReplicationParallelismの値以上である必要があります。ReplicationParallelism接続属性は、LogBufParallelismの値を超えることはできません。ストランドの数をスレッド数に均等に分散するために、LogBufParallelismReplicationParallelismで指定されたスレッド数の倍数にすることができます。

自動パラレル・レプリケーションの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseレプリケーション・ガイド』「パラレル・レプリケーションの構成」を参照してください。

必要な権限

インスタンス管理者のみがこの属性の値を変更できます。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

この属性はTimesTen Classicでサポートされていますが、TimesTen Scaleoutではサポートされません。

設定

ReplicationParallelismは次のように設定します。

属性の設定場所 属性の表示 設定

CまたはJavaプログラム、あるいはUNIXおよびLinuxシステムのTimesTen Classicのodbc.iniファイル

ReplicationParallelism

n - 1から32までの値で、パラレルでレプリケートする追跡の数を示します。デフォルトは1です。

Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ

該当なし

制限事項

パラレル・レプリケーションが有効な場合、ttLogHolds組込みプロシージャのDescription列には、サブスクライバ・ノードごとに追跡が1行に表示されます。