TTC_NetMsgMaxBytes

TTC_NetMsgMaxBytes属性は、クライアント結果セット・バッファの最大サイズをバイト単位で指定します。

サーバーは、SELECT文から返された結果セットのバッファ・サイズに最大バイト数を格納します。アプリケーションのパフォーマンスを向上させるには、TTC_NetMsgMaxBytes接続属性を使用して、クライアント結果セット・バッファの最大サイズをバイト単位で増減します。

バッファ・サイズは、バイトまたは行で設定できます。下限が優先されます。いずれかを設定する場合は、もう一方も設定することをお薦めします。最初に、使用する最大属性を決定して設定し、次に、この値に最初に到達しないように、他の属性を十分に大きい値に設定することをお薦めします。

SELECT文は、複数回の反復でバッファを一杯にしても、常に完全な結果セットを返します。SELECTの結果は、TTC_NetMsgMaxBytes属性によって制限されません。

接続文字列またはDSNでTTC_NetMsgMaxBytes属性を設定して、接続上の任意のSELECT文の値として使用できます。

ノート:

TTC_NetMsgMaxBytes属性に設定可能な最小値は1バイトですが、この値を使用すると、最小の行を含めるために小さすぎるバッファが生成されます。このため、指定した値に関係なく、バッファのサイズは常に、少なくとも1つの行を格納するのに十分な大きさになります。

詳細は、『TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』「クライアント結果セット・バッファのサイズ設定」を参照してください。

必要な権限

この属性の値の変更に権限は必要ありません。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

この属性は、TimesTen ClassicとTimesTen Scaleoutの両方でサポートされています。

設定

TTC_NetMsgMaxBytesは次のように設定します。

属性の設定場所 属性の表示 設定

CまたはJavaプログラム、あるいはUNIXおよびLinuxシステムのTimesTen Classicのodbc.iniファイル、またはTimesTen Scaleoutのデータベース定義(.dbdef)ファイル

TTC_NetMsgMaxBytes

正の整数値。最小サイズは1です。デフォルトは2097152バイト(2MB)です。

Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ

「Oracle TimesTen Client DSN Setup」ダイアログの「Net Msg Max Bytes」フィールド。

正の整数値。最小サイズは1です。デフォルトは2097152バイト(2MB)です。