TTC_REDIRECT

TimesTen Scaleoutの場合、TTC_REDIRECTではクライアントがどのようにリダイレクトされるかを定義します。これを0に設定し、目的のデータ・インスタンスへの初期接続試行が失敗した場合は、エラーが返され、それ以上の接続試行が実行されません。これは、その接続での後続のフェイルオーバーに影響しません。

自動リダイレクト: デフォルトでは、この接続属性は1に設定されます。これにより、現在のホストがビジーか使用不可である場合、クライアント接続はグリッド内の使用可能ないずれかのデータ・インスタンスに自動的にリダイレクトされるようになります。接続は、クライアント接続の数が最も少ないホストにリダイレクトされます。

単一のレプリカ・セット内の要素: クライアントが単一のレプリカ・セット内の要素に接続するようにする場合は(目的のデータがこのレプリカ・セット内に含まれているため)、TTC_REDIRECT接続属性を0に設定します。その後、クライアントはDSNで示されているホスト、または同じレプリカ・セットに要素があるホストにのみ接続します。接続が拒否された場合は、接続エラーが返されます。

TTC_Redirect_Limit属性は、クライアントがリダイレクトされる回数を制限します。グリッド内のホストの数は、パフォーマンス上の理由から、リダイレクトされるクライアント接続試行の数を制限するサイズにすることもできます。TTC_Redirect_Limit接続属性を接続リダイレクトの試行回数に設定できます。たとえば、TTC_Redirect_Limit=10を設定すると、他のホストへのクライアント接続リダイレクトの試行回数が10回に制限されます。クライアントがこの試行回数内に接続しないと、接続エラーが返されます。

必要な権限

この属性の値の変更に権限は必要ありません。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

この属性は、TimesTen ClassicとTimesTen Scaleoutの両方でサポートされています。

設定

TTC_REDIRECTは次のように設定します。

属性の設定場所 属性の表示 設定

CまたはJavaプログラム、あるいはUNIXおよびLinuxシステムのTimesTen Classicのodbc.iniファイル、またはTimesTen Scaleoutのデータベース定義(.dbdef)ファイル

TTC_REDIRECT

1 (デフォルト) - 使用可能ないずれかのデータ・インスタンスにリダイレクトします

0 - 指定されたデータ・インスタンスへのリダイレクトが失敗した場合はエラーになります

Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ

該当なし