TTC_ServerまたはTTC_Server1

TimesTenクライアントとサーバーを使用してTimesTenデータベースに接続する場合、TimesTenクライアントにはTimesTenサーバーを実行しているコンピュータのネットワーク・アドレスとTCPポート番号の指定が必要です。指定するネットワーク・アドレスは、ドメイン・ネーム・サーバー(DNS)、ホスト名またはIPアドレスです。

ノート:

クライアント・フェイルオーバーを構成する場合は、複数のTimesTenサーバーを定義できます。詳細は、「TTC_Server2、TTC_ServerN」を参照してください。

TimesTenサーバーがデフォルト以外のポート番号をリスニングしている場合は、次のいずれかの方法でポート番号を指定する必要があります:

  • 次を使用して、TTC_Server接続属性内のポート番号を指定できます。

    TTC_SERVER=server_host_name/server_port;
    
  • ODBC接続文字列でポート番号を指定できます。

    "TTC_SERVER=server_host_name;TTC_SERVER_DSN=Server_DSN;
    TCP_PORT=server_port"
    

    または:

    "DSN=Client_DSN;TCP_Port=server_port"
    
  • TimesTen Classicを使用する場合、ttconnect.iniファイルの論理サーバー定義内でポート番号を指定できます。

詳細は、「TCP_Port」を参照してください。

次の点に注意してください:

  • TimesTen ScaleoutにはTTC_ServerまたはTTC_Server1のいずれかを使用できます。TTC_Server接続属性を定義する場合、値は初期接続にのみ使用されます。

  • ttconnect.iniファイルにネットワーク・アドレスとポート番号のペアを含むTimesTen Classicを使用して、TTC_Server属性の論理サーバー名を指定できます。ttconnect.iniファイルで論理サーバー名を定義したら、その名前をクライアントDSN定義のTTC_Server属性の値として使用できます。複数のクライアントDSNがTimesTenサーバーを実行している同じコンピュータを参照する場合、それぞれのクライアントDSNで同じネットワーク・アドレスおよびポート番号を繰り返し指定するかわりに、TTC_Server属性の値として同じ論理サーバー名を使用できます。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』「LinuxおよびUNIXでの論理サーバー名の作成および構成」を参照してください。

必要な権限

この属性の値の変更に権限は必要ありません。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

この属性は、TimesTen ClassicとTimesTen Scaleoutの両方でサポートされています。

設定

TTC_ServerまたはTTC_Server1は次のように設定します。

属性の設定場所 属性の表示 設定

CまたはJavaプログラム、あるいはUNIXおよびLinuxシステムのTimesTen Classicのodbc.iniファイル、またはTimesTen Scaleoutのデータベース定義(.dbdef)ファイル

TTC_ServerTTC_Server1

論理サーバーを指定する文字列です。

Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ

「Oracle TimesTen Client DSN Setup」ダイアログの「Server Name or Network Address」フィールド。

論理サーバーを指定する文字列です。