TTC_Server2、TTC_ServerN
TimesTen Classicの場合、この属性には、自動フェイルオーバーが発生したときに使用する論理サーバー名を指定します。この属性および関連する属性の値設定の詳細は、「TTC_ServerまたはTTC_Server1」
を参照してください。
-
TimesTen Classicでアクティブ・スタンバイ・ペアのレプリケーション・スキームとともに自動クライアント・フェイルオーバーを使用する場合は、
TTC_Server2
のみを定義できます。その後、クライアントは、接続が成功するか、TTC_TIMEOUT
属性が期限切れになるまで、TTC_Server
とTTC_Server2
への接続を交互に試行します。 -
他のタイプの自動クライアント・フェイルオーバーの場合は、
TTC_Server
N
接続属性(N
>= 2
)を使用して、フェイルオーバー・サーバーのリストを指定できます。TimesTenは、TTC_Server2
、TTC_Server3
、TTC_Server4
などとして構成された、指定されたフェイルオーバー・サーバーのこのリストを必要に応じて繰り返し実行できます。クライアントが指定できるサーバーの最大数は999です。ノート:
指定されたフェイルオーバー・サーバーのリストをTimesTenで繰り返し実行する方法は、「TTC_Random_Selection」を参照してください。
TTC_Server
N
、TTC_Server_DSN
N
およびTCP_Port
N
に未指定の値は、TTC_Server
(すなわち、TTC_Server1
)、TTC_Server_DSN
(またはTTC_Server_DSN1
)およびTCP_PORT
(またはTCP_PORT1
)の値をそれぞれ継承します。たとえば、TTC_Server2
を指定して、TTC_Server_DSN2
とTCP_Port2
を指定しない場合、TTC_Server_DSN2
はTTC_Server_DSN
値に設定され、TCP_Port2
はTCP_Port
値に設定されます。
フェイルオーバー・サーバーは連続的に構成する必要があります。フェイルオーバー・サーバーを構成する際に番号をスキップすると、TimesTenでは欠落している定義が自動的に作成され、TTC_Server
で識別されるサーバーに割り当てられます。この場合、クライアントが同じサーバーに複数回フェイルオーバーされる場合があります。
クライアント・フェイルオーバーにアクティブ・スタンバイ・ペアのレプリケーション・スキームを使用すると、TTC_ServerまたはTTC_Server1およびTTC_Server2
接続属性は、仮想IPアドレスの場合と同じ設定になる可能性があります。仮想IPアドレスは異なるホストに動的に移動できるため、両方の接続属性が同じ定義を持つことができますが、異なるデータベースを参照することもできます。
自動クライアント・フェイルオーバーの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』の「自動クライアント・フェイルオーバーの使用」を参照してください。
必要な権限
この属性の値の変更に権限は必要ありません。
TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用
この属性は、TimesTen ClassicとTimesTen Scaleoutの両方でサポートされています。設定
TTC_Server2
またはTTC_ServerN
は次のように設定します。
属性の設定場所 | 属性の表示 | 設定 |
---|---|---|
CまたはJavaプログラム、あるいはUNIXおよびLinuxシステムのTimesTen Classicの |
|
自動フェイルオーバーが発生したときに使用される論理サーバーを指定する文字列です。 |
Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ |
「Oracle TimesTen Client DSN Setup」ダイアログの「Failover Server Name or Network Address」フィールドでは、 |
自動フェイルオーバーが発生したときに使用される論理サーバーを指定する文字列です。 |