ttCacheAutorefresh

このプロシージャは、指定されたキャッシュ・グループと同じ自動リフレッシュ間隔を共有することで関連付けられている一連のキャッシュ・グループに対して、即時自動リフレッシュを開始します。この関連付けられた一連のキャッシュ・グループは、通常、自動で同時にリフレッシュされます。自動リフレッシュ・プロセスへの影響は、指定されたキャッシュ・グループと同じリフレッシュ間隔を持つに新しいキャッシュ・グループを追加する場合と同じです。

このプロシージャは、Oracle Databaseで更新が発生した場合に、次のスケジュールされた自動リフレッシュの前にキャッシュ・グループを更新したいときに役立ちます。

既存のトランザクションにロックされている表オブジェクトがあり、それらの表オブジェクトが自動リフレッシュの対象となる一連のキャッシュ・グループに属している場合、このプロシージャは何もアクションを行わずにエラーを返します。このプロシージャは、そのセッションで他の処理を実行する前にコミットまたはロールバックが必要であるという条件を設定します。

必要な権限

このプロシージャには、CACHE_MANAGERまたはADMIN権限が必要です。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

このプロシージャはTimesTen Classicでサポートされていますが、TimesTen Scaleoutではサポートされません。

関連ビュー

このプロシージャには関連ビューはありません。

構文

ttCacheAutorefresh ('cgOwner', 'cgName', synchronous)

パラメータ

ttCacheAutorefreshには、次のパラメータがあります。

パラメータ 説明

cgOwner

VARCHAR2 (30)

キャッシュ・グループの所有者の名前。

cgName

VARCHAR2 (30) NOT NULL

キャッシュ・グループの名前。

synchronous

TT_INTEGER

データを同期または非同期のどちらで更新するかを指定します。

0またはNULL - 非同期モード。プロシージャはすぐに戻ります。

1 - 同期モード。プロシージャは、すべての関連付けられたキャッシュ・グループでリフレッシュ処理が完了した後に戻ります。

結果セット

ttCacheAutorefreshは結果を返しません。

この例では、testcacheキャッシュ・グループおよび同じ自動リフレッシュ間隔を持つすべてのキャッシュ・グループに対して自動リフレッシュを行います。プロシージャは同期して戻ります。

Command> call ttcacheautorefresh('user1','testcache', 1);

ノート

指定したキャッシュ・グループAUTOREFRESHの状態をONにする必要があります。関連する他のキャッシュ・グループは任意の状態にできますが、自動リフレッシュがON状態でない場合はリフレッシュされません。指定された関連キャッシュ・グループの自動リフレッシュを実行できません。このプロシージャはアクティブ・スタンバイ・ペアのスタンバイ・ノードではコールできません。

このプロシージャは、キャッシュ操作でのみ使用可能です。