ttComputeTabSizes
ttComputeTabSizes
組込みプロシージャは、TimesTenのシステム表に格納された表サイズの統計をリフレッシュします。この組込みプロシージャをコールした後で、DBA_TAB_SIZES
、USER_TAB_SIZES
またはALL_TAB_SIZES
の各ビューを問い合せると、統計の最新情報を確認できます。
このプロシージャは、表内の行を格納するために割り当てられている記憶域、ディクショナリ表、表外バッファおよびシステムの使用量などの、指定された表に割り当てられている様々なタイプの記憶域を計算します。表が指定されていない場合は、ユーザーがSELECT
権限を持つすべての表のサイズがプロシージャによって計算されます。この組込みの実装はDDL文のように動作します。トランザクションはプロシージャが開始される直前にコミットされ、正常に終了すると再度コミットされます。
必要な権限
このプロシージャでは、指定した表に対するSELECT
権限が必要です。
TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用
このプロシージャは、TimesTen Classicでサポートされています。
TimesTen Scaleoutアプリケーションでこの組込みプロシージャをコールできます。
TimesTen Scaleoutでは、このプロシージャはグリッド内のすべての要素に対して実行されます。
関連ビュー
このプロシージャには関連ビューはありません。
構文
ttComputeTabSizes (['tblName'], [includeOutOfLine])
パラメータ
ttComputeTabSizes
には、次のパラメータがあります。
パラメータ | 型 | 説明 |
---|---|---|
|
|
アプリケーション表の名前。表の所有者を含めることができます。 想定される表のタイプは次のとおりです。
|
|
|
値が 表外の値の計算を省くと、このプロシージャの待機時間が大幅に短縮されます。 |
結果セット
ttComputeTabSizes
は結果を返しません。
例
表外の列を除いてmy_table
のサイズを計算するには、次のコマンドを使用します。
CALL ttComputeTabSizes ('my_table', 0);
ノート
-
この組込みプロシージャでは、
ttComputeTabSizes
を実行しているときでも挿入操作が許可されます。そのため、ttComputeTabSizes
で計算される各表のサイズは、計算中の表の最小サイズと最大サイズの間で値が決まります。たとえば、ttComputeTabSizes
の実行時に表のサイズが250MBの場合、同時に実行しているトランザクションによって表のサイズが300MBに増加すると、ttComputeTabSizes
は250から300MBの間で値を推定します。 -
計算された表のサイズには、ディクショナリのサイズが含まれます。
関連項目