ttDestroy
すべてのチェックポイント・ファイル、トランザクション・ログおよびデーモン・カタログ・エントリを含む(DSNは含まない)データベースを破棄します。CacheAdminWallet接続属性が1に設定されている場合、ttDestroyはOracleキャッシュ管理者資格証明を含む、関連するOracle Walletも削除します。
必要な権限
このユーティリティには、インスタンス管理者の権限が必要です。
TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用
このユーティリティはTimesTen Classicでサポートされていますが、TimesTen Scaleoutではサポートされません。
構文
ttDestroy {-h | -help | -?}
ttDestroy {-V | -version}
ttDestroy [[-wait] [-timeout secs]] [-force] {-connStr connection_string |
DSN | dspath}オプション
ttDestroyには次のオプションがあります。
| オプション | 説明 |
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データベースの場所、ドライバ、および必要に応じてその他の接続属性設定を指定するODBC接続文字列。 |
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破棄するデータベースのODBCデータソース名を指定します。 |
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破棄するデータベースの完全修飾名。 これは接続に関連付けられたDSNではなく、データベースのODBC定義で たとえば、ファイル |
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使用方法のメッセージを出力して終了します。 |
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TimesTenの互換性のないバージョンまたは異なるインスタンスのファイルであっても破棄します。 |
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データベースが使用中などの一時的な条件によりデータベースを破棄できない場合、成功するまで継続的に |
例
% ttDestroy /users/pat/TimesTen/Daily/F112697
ノート
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ttDestroyを使用することが、完全かつ安全にデータベースを削除する唯一の方法です。データベース・チェックポイントやトランザクション・ログ・ファイルを手動で削除しないでください。 -
ttDestroyでは、自動リフレッシュまたはAWTキャッシュ・グループからのOracle Databaseオブジェクトのクリーンアップは実行されません。データベースに自動リフレッシュまたはAWTキャッシュ・グループがある場合は、cachecleanup.sqlスクリプトを実行してOracle Database内のキャッシュ・オブジェクトをクリーン・アップし、データベースが破棄された後にクリーン・アップを実行するためのOracle SQLを生成します。