ttIsql

ttIsqlはSQL文の実行と、このユーティリティからのTimesTen組込みプロシージャのコールに使用します。また、コマンドラインからSQLを対話的に実行することや、call procedure-nameを使用してTimesTen組込みプロシージャをコールすることもできます。

[Ctrl]キーを押しながら[C]キーを押すと、ttIsqlコマンドは実行中のODBC関数を取り消そうとします。

UNIXおよびLinuxシステムでは、このユーティリティはTimesTen Data Manager DSNでサポートされます。クライアント/サーバーDSNには、ttIsqlCSを使用します。

ttIsqlユーティリティは、スクリプトを実行中でもAUTOCOMMITをオンにして起動します。必要に応じてAUTOCOMMITをオフにし、再度オンにできます。

ttIsqlからのSQLの実行の詳細は、-helpfullオプションを使用してください。

ttIsqlユーティリティの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』「ttIsqlユーティリティの使用方法」の章を参照してください。

必要な権限

このプロシージャには、権限は必要ありません。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

このユーティリティは、TimesTen ClassicとTimesTen Scaleoutの両方でサポートされています。

構文

ttIsql {-h | -help | -? | -helpcmds | - helpfull}
ttIsql {-V | -version}
ttIsql [-f inputFile] [-v verbosity] [-e commands | sql_statement] 
[-interactive] [-N ncharEncoding] [-wait] {-connStr connection_string | DSN}

オプション

ttIsqlには次のオプションがあります。

オプション 説明

-connStr connection_string

データベースの場所、ドライバ、および必要に応じてその他の接続属性設定を指定するODBC接続文字列。

DSN

接続するデータベースのODBCデータソース名を指定します。

-e commands

起動時に実行する、セミコロンで区切ったttIsqlコマンドのリストを指定します。

-f filename

filenameからSQL文を読み取ります。

-h

-help

-?

使用方法のメッセージを出力して終了します。

-helpcmds

対話形式コマンドの短いリストを出力します。

-helpfull

対話形式コマンドの完全な説明を出力します。

-interactive

対話形式モードを強制します。これはemacs comintバッファから実行するときに役立ちます。

-N ncharEncoding

NCHARの出力に使用する文字エンコードを指定します。

有効な値はLOCALEまたはASCIIです。LOCALE(デフォルト)は、出力形式をロケール・ベースで設定します。

値を指定しない場合は、TimesTenではシステム固有の言語文字が使用されます。

-V | -version

ttIsqlのリリース番号を出力し、終了します。

-v verbosity

冗長レベルを指定します。次のいずれかになります:

0 - エラー情報のみが表示されます。コマンドがすべて成功した場合、出力はありません。

1 - コマンドによって生成される基本出力が表示されます。

2(デフォルト) - レベル1に加えて、コマンドのより詳細な結果が表示されます。このレベルでは、簡略化されたSQLエラーと情報メッセージが表示されます。また、外部ファイルから読み取られたttIsqlコマンドが画面に表示されます。

3 - レベル2に加えて、より詳細なエラー・メッセージと情報メッセージが表示されます。

4 - レベル3に加えて、完全なエラー・メッセージと情報メッセージが表示されます。また、準備されたコマンドに関するメッセージ、成功した各コマンドの「success」メッセージおよびXLAレコードの内容も表示されます。

-wait

接続に成功するまで待機します。