コマンド

ttIsql「属性の設定および表示」のリストも参照してください。

ブール・コマンドでは、ONおよびOFFまたは1および0の値を使用できます。

ttIsqlには次のコマンドがあります。

コマンド 説明

accept variable[NUM[BER]| CHAR |BINARY_FLOAT | BINARY_DOUBLE] [DEF[AULT]default_value] [PROMPT prompt_text | NOPR[OMPT]] [HIDE]

ユーザーから入力を取得し、変数をDEFINESを使用して定義します。型が指定されている場合には、型の検証をします。ユーザーが[Enter]を押しただけの場合、デフォルト(引用符で囲まれる)が割り当てられます。入力を待つ間、プロンプトが表示されます(プロンプトの表示は抑制できます。)HIDEオプションを使用すると、入力した文字を端末に表示しません(パスワード用)。

HIDEオプションを付けずに指定した場合は、入力を待つ間、プロンプトが表示されます。HIDEオプションを使用すると、入力した文字を端末に表示しません。

allfunctions [[owner_name_pattern.] table_name_pattern]

SYS.ALL_OBJECTSから選択された特定のパターンに一致するすべてのPL/SQLファンクションの名前が単一の列にリストされます。パターンが指定されていない場合、パターンはデフォルトで%になります。

パススルーが有効になっている場合は、Oracle Database内の、パターンに一致するPL/SQLファンクションがリストされます。

functionsコマンドを参照してください。

allindexes [[owner_name_pattern.] table_name_pattern]

SYS.ALL_OBJECTSから選択された入力パターンに一致する表で見つかった索引が示されます。パターンが指定されていない場合、パターンはデフォルトで%になります。

パススルーが有効になっている場合は、Oracle Database内の、パターンに一致する表の索引がリストされます。

indexesコマンドを参照してください。

allpackages [[owner_name_pattern.] table_name_pattern]

SYS.ALL_OBJECTSから選択された特定のパターンに一致するすべてのPL/SQLパッケージの名前が単一の列にリストされます。パターンが指定されていない場合、パターンはデフォルトで%になります。

パススルーが有効になっている場合は、Oracle Database内の、パターンに一致するPL/SQLパッケージがリストされます。

packagesコマンドを参照してください。

allprocedures [[owner_name_pattern.] procedure_name_ pattern]

SYS.ALL_OBJECTSから選択された特定のパターンに一致するすべてのPL/SQLプロシージャの名前が単一の列にリストされます。パターンが指定されていない場合、パターンはデフォルトで%になります。

パススルーが有効になっている場合は、Oracle Database内の、パターンに一致するPL/SQLプロシージャがリストされます。

proceduresコマンドを参照してください。

allsequences [[owner_name_pattern.] table_name_pattern]]

SYS.ALL_OBJECTSから選択された特定のパターンに一致するすべての順序の名前が単一の列にリストされます。パターンが指定されていない場合、パターンはデフォルトで%になります。

パススルーが有効になっている場合は、Oracle Database内の、パターンに一致する表の順序がリストされます。

sequencesコマンドを参照してください。

allsynonyms [[schema_pattern.] object_pattern]]

特定のパターンに一致するすべてのシノニムの名前が単一の列にリストされます。パターンが指定されていない場合、パターンはデフォルトで%になります。

パススルーが有効になっている場合は、Oracle Database内の、パターンに一致する表のシノニムがリストされます。

synonymsコマンドを参照してください。

alltables [[owner_name_pattern.] table_name_pattern]]

SYS.ALL_OBJECTSから選択された特定のパターンに一致するすべての表の名前が単一の列にリストされます。パターンが指定されていない場合、パターンはデフォルトで%になります。

パススルーが有効になっている場合は、Oracle Database内の、パターンに一致する表がリストされます。

tablesコマンドを参照してください。

allviews [[owner_name_pattern.] view_name_pattern]]

SYS.ALL_OBJECTSから選択された特定のパターンに一致するすべてのビューの名前が単一の列にリストされます。パターンが指定されていない場合、パターンはデフォルトで%になります。

パススルーが有効になっている場合は、Oracle Database内の、パターンに一致するビューがリストされます。

builtins [builtin_name_ pattern]

特定のパターンに一致するすべてのTimesTen組込みプロシージャの名前が単一の列にリストされます。パターンが指定されていない場合、パターンはデフォルトで%になります。

proceduresコマンドを参照してください。

bye

exit

ttIsqlを終了します。

cachegroups [[cache_group_owner_pattern. cache_group_name_pattern]]

現在接続されているデータソースに定義されているキャッシュ・グループの情報をレポートします。レポートされる情報には、自動リフレッシュ・キャッシュ・グループを含む停止中のデータベースの状態などがあります。

オプションの引数を指定しない場合は、現在のデータソースのすべてのキャッシュ・グループに関する情報がレポートされます。

cachesqlget

[ASYNCONOUS_WRITETOUGH | INCREMENTAL_AUTOREFRESH] [[cache_group_owner.]cache_group_name] {INSTALL | UNINSTALL} [filename]

読取り専用キャッシュ・グループ、増分自動リフレッシュを設定したユーザー管理キャッシュ・グループまたはAWTキャッシュ・グループに関連付けられたOracle Databaseオブジェクトをインストールまたは削除する、Oracle SQL*Plus互換のスクリプトを生成します。

INSTALLを指定した場合、Oracle DatabaseオブジェクトをインストールするOracle SQL文が生成されます。

UNINSTALLを指定した場合、Oracleオブジェクトを削除するOracle SQL文が生成されます。UNINSTALLでキャッシュ・グループを指定しない場合、自動リフレッシュ・ユーザーのアカウントのすべてのOracle Databaseオブジェクトを削除するSQL文が生成されます。

オプションのfilename引数が含まれている場合、生成されたSQL文は指定した外部ファイルに保存されます。既存の外部ファイルがある場合は、ファイルへの書込みが行われる前に、ファイルの内容が破棄されます。

cd directory

現在のディレクトリを変更します。

これは、対話型シェルのcdコマンドと同等です。

directoryディレクトリに変更した後、_CWD定義の別名がこのディレクトリに設定されます。

相対パスに基づく後続のコマンドはこのディレクトリを出発点として使用します。

影響を受けるコマンドの例として、spoolrunsavehistoryhostおよびeditがあります

clearhistory

履歴バッファを消去します。historyおよびsavehistoryも参照してください。

clienttimeout

[timeeout seconds]

現在の接続に対して、クライアントのタイムアウト値を秒単位で設定します。値を指定しなかった場合は、現在の値が表示されます。

クライアント・タイムアウト、SQLタイムアウトおよびPL/SQLタイムアウトの間の関係の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』「SQLおよびPL/SQLのタイムアウト値の選択」を参照してください。

close [connect_id.] command_id]

closeall

接続名(connect_id)およびコマンドID (command_id)で指定されている準備されたコマンドを閉じます。command_idが指定されていない場合は、最新のコマンドが閉じられます。closeallを選択した場合は、現在開いている準備されたコマンドがすべて閉じられます。

準備されたコマンドを作成するには、prepareを使用します。

cmdcache [[by {sqlcmdid |querytext|owner}] query_subsstring]

TimesTen SQLコマンド・キャッシュの内容を表示します。

SQL問合せの特定の部分を検索するために、sqlcmdidquerytextまたはowner列および問合せの部分文字列を指定します。列を指定しない場合は、querytext列が検索されます。

パススルーが有効になっている場合は、コマンドIDはOracle Databaseには渡されません。

commit

現在のトランザクションを(接続でDurability=1になっている場合は永続的に)コミットします。

commitdurable

現在のトランザクションを永続的にコミットします。

compact

データベースを圧縮します。

compare varA VarB

2つの変数の値を比較して、差異がある場合はレポートします。最初の差異がレポートされます。

connect[connection_string |[[DSN][as]connid [adding] [connection_string | DSN][as connid]

指定したODBC connection_stringでデータベースに接続します。

この書式でパスワードを指定しない場合は、ttIsqlによってパスワードの入力が要求されます。

ユーザーを指定しない場合、ttIsqlによって、オペレーティング・システムに指定された現在のユーザーのユーザー名を使用して接続が試行されます。

as connidを指定した場合は、接続に明示的に名前を付けることができます。connidに使用できるのは英字で始まる最大30文字の英数字のみで、大/小文字を区別する必要があります。connidの名前は、ConnectionName一般接続属性に自動的に指定されます。接続が失敗した場合、現在の接続は、いずれにも接続されないnoneという名前の特別な予約済接続に設定されます。

addingを指定した場合、DSNまたは接続文字列に指定したDSNへの新しい接続が作成されます。

createandloadfromoraquery [owner_name.]table_name [num_threads] query

表名、パラレル・ロードのスレッド数およびOracle SELECT文をとります。

表が存在していない場合はTimesTenに表を作成します。次にOracle Databaseからの問合せ結果を表にロードします。コマンドにより表が作成される場合、その表の列名とタイプは問合せ結果から導出されます。

ノート:

  • 指定するTimesTen表はシステム表、シノニム、ビュー、マテリアライズド・ビューまたはマテリアライズド・ビューの詳細表、グローバル一時表、キャッシュ・グループ表とすることはできません。

  • 問合せはパラメータ・バインディングを持つことができません。

  • サポートされていないすべての列タイプは警告となり、ログに記録されます。サポートされていない列データ型についてのコメントが出力で発行されます。

  • num_threadsの値を指定しない場合は、デフォルトの4スレッドになります。

  • 詳細と使用方法の情報は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』「キャッシュなしでのOracle DatabaseからTimesTen表へのデータのロード」を参照してください。

  • この処理を実行した後で、ロールバックまたはコミットを実行する必要があります。

  • 組込みプロシージャttLoadFromOracleの説明の「ノート」の項も参照してください。

必要な権限:

指定した表に対するINSERT権限が必要です。表が存在していない場合はさらに、CREATE TABLE権限も必要です。Oracleセッション・ユーザーは、Oracleデータベースに対して問合せを実行するために必要な、すべての権限を持っている必要があります。

define name [= value]

文字列置換別名を定義します。

値を指定しない場合は、指定した名前の現在の定義が表示されます。

コマンド置換を有効にするには、set define onを使用する必要があります。「属性の設定および表示」を参照してください。

describe [[owner_pattern.] name_pattern | procedure_name_pattern |sql_statement | [connect_id.]command_id |*]

引数が[owner_pattern.]name_patternの場合は、表、シノニム、ビュー、マテリアライズド・ビュー、順序、キャッシュ・グループ、PL/SQLファンクション、PL/SQLプロシージャ、PL/SQLパッケージおよびTimesTen組込みプロシージャに関する情報がこの順でリストされます。それ以外の場合は、特定のパターンに一致する特定のオブジェクトがリストされます。

引数がsql_statementの場合は、パラメータおよび結果列に関する説明が表示されます。

passthroughが3に設定されている場合は、Oracle Database内の同じタイプのオブジェクトに関する情報がリストされます。

*を指定した場合は、すべての接続の準備された文がレポートされます。

説明対象の表またはマテリアライズド・ビューがTimesTen Scaleoutデータベースに含まれている場合は、このコマンドによって分散スキームがレポートされます。

キャッシュ・グループの表示では、接続中のデータソースに定義されているキャッシュ・グループの情報(自動リフレッシュ・キャッシュ・グループを含む停止中のデータベースの状態など)がレポートされます。

コマンドの説明対象がTimesTen Scaleoutデータベース内の順序である場合は、バッチ・フィールドが表示されます。

コマンド別名はdescです。

準備されたコマンドを解放するには、freeを使用します。

disconnect [all]

データベースから切断します。allが指定されている場合は、すべての接続を切断して閉じます。切断が終了すると、現在の接続は「none」という名前の予約済接続に設定されます。

dssize [k|m|g|t]

サイズ情報をKB、MB、GBまたはTB単位で出力します。TimesTen Scaleoutの場合、要素のサイズを指定します。

デフォルトはMBです。出力は、返された単位を示します。

e: msg

PROMPT msg

行末で終了される、指定したメッセージをエコーします。行を終了させるセミコロンは必須ではありません。冗長レベルが0(ゼロ)に設定されている場合、メッセージはエコーされません。

edit [ file | !history_search_command ]

ttIsql editコマンドを使用してファイルを編集するか、またはテキスト・エディタでttIsqlコマンドを編集します。ttIsql editコマンドは、emacsgeditまたはviなどのテキスト・エディタを起動します。

TimesTenは、指定されたfileパラメータに完全に一致するファイルが見つからなかった場合、file.sqlを検索します。いずれのファイルも存在しない場合、ttIsqlはファイルfileを使用してエディタを起動します。

現行のttIsqlセッションの履歴リストにあるSQL文を編集できます。ttIsql editコマンドを呼び出す場合、!文字とそれに続くコマンドまたは検索文字列の数を指定します。

ttIsql editコマンドをhistory_search_commandパラメータを指定して実行した場合、ttIsqlは、テキスト・エディタの終了後にファイルの内容を実行します。ファイルの内容は、単一のttIsqlコマンドとして実行されます。ファイルの内容を実行しない場合は、ファイルの内容を削除し、エディタを終了する前にファイルを保存します。

1度に1つのパラメータのみ使用できます。history_search_commandパラメータは、!文字とそれに続くコマンドまたは検索文字列の数で定義されます。!文字を指定しない場合、ttIsql editコマンドはパラメータをfileとして解釈します。パラメータを指定しない場合または!!を指定しない場合、最後のttIsqlコマンドが編集されます。

ttIsql _EDITOR定義の別名を定義することで、デフォルト・エディタを指定できます。次の例では、デフォルト・エディタをviに設定します。

Command> DEFINE _EDITOR=vi

_EDITOR定義の別名を定義しない場合、ttIsqlは、VISUAL環境変数で指定されたエディタを使用します。_EDITOR定義の別名およびVISUAL環境変数が設定されていない場合、ttIsqlは、EDITOR環境変数で指定されたエディタを使用します。_EDITORVISUALおよびEDITORが設定されていない場合、UNIXおよびLinuxシステムにはviが使用され、Windowsにはnotepad.exeが使用されます。

詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』「ttIsqlのeditコマンドの使用」を参照してください。

exec [connect_id.] command_id] | PLSQLSTMT

準備されたコマンドcommand_idを実行します

(接続connect_id)。またはPL/SQL文を実行します。

connect_idでは、オプションでttIsql接続の名前が指定されます(command_idは1から255までの整数)。PLSQLSTMTを指定すると、ttIsqlによって文の先頭にBEGIN、文の末尾にENDがそれぞれ付加されるため、PL/SQL文を実行できるようになります。

引数を指定しない場合は、最新のコマンドが実行されます。

準備されたコマンドを解放するには、freeを使用します。

execandfetch [connect_id.]command_id]

接続connect_idに対して準備されたコマンドcommand_idを実行し、すべての結果をフェッチします。command_idを指定しない場合は、最新のコマンドが実行され、すべての結果がフェッチされます。

準備されたコマンドを解放するには、freeを使用します。

explain [plan for] {[ Connid.]ttisqlcmdid | sqlcmdid sqlcmdid | sqlstmt |!history}

ttisqlcmdid引数またはsqlcmdid引数で指定された準備済のttIsql文を含め、指定したSQL文の計画について説明します。

sqlcmdid引数で修飾されていない数値は、準備済のttIsql文IDとして解釈されます。

パススルーが有効になっている場合は、コマンドIDはOracle Databaseには渡されません。

fetchall [connect_id.]command_id]

接続connect_idに対して準備されたコマンドcommand_idからすべての結果をフェッチします。

command_idを指定しない場合は、最新のコマンドからの結果がすべてフェッチされます。コマンドはexecを使用して、すでに実行されている必要があります。

準備されたコマンドを解放するには、freeを使用します。

fetchnext num_rows [connect_id.]command_id]

準備されたコマンドcommand_idから、接続connect_idに対して最大num_rows行がフェッチされます。

command_idを指定しない場合、最新のコマンドからnum_rows行がフェッチされます。コマンドはexecを使用して、すでに実行されている必要があります。

準備されたコマンドを解放するには、freeを使用します。

fetchone [connect_id.]command_id]

接続connect_idに対して準備されたコマンドcommand_idから1つの結果をフェッチします。

command_idを指定しない場合は、最新のコマンドから1つの結果がフェッチされます。コマンドはexecを使用して、すでに実行されている必要があります。

準備されたコマンドを解放するには、freeを使用します。

free [[connect_name.]connect_id.] command_id]

接続connect_idに対して準備されたコマンド command_idを解放します。

コマンドを指定しない場合は、最新のコマンドが解放されます。

準備されたコマンドを作成するには、prepareを使用します。

functions [object_name_pattern]

現在のユーザーによって所有されており、特定のパターンに一致するPL/SQLファンクションの名前が単一の列にリストされます。名前パターンが指定されていない場合、パターンはデフォルトで%になります。

パススルーが有効になっている場合は、Oracle Database内の、パターンに一致するPL/SQLファンクションがリストされます。

allfunctionsコマンドを参照してください。

grid stmt

グリッド・データベースに対して指定されている文を実行します。

grid monitor [optional_monitor_column]

見やすくするためにSYS.GV$MONITOR表の内容を書式化します。

optional_monitor_columnを指定した場合、その列のみが表示されます。

このコマンドは、TimesTen Classicではサポートされていません。

help [command [command ...]| all | comments | attributes]

コマンドの簡単なヘルプ情報または詳細なヘルプ情報を出力します。

引数として特定のコマンドを指定した場合は、各コマンドの詳細なヘルプが出力されます。

コマンドの正確な名前がわからない場合は、コマンド名の一部の可能性がある数文字のみを入力します。ttIsqlでは、それらの文字を含むすべてのコマンドのヘルプが検索され、表示されます。

引数としてallを指定した場合は、すべてのコマンドの詳細なヘルプが出力されます。

引数としてcommentsを指定した場合は、スクリプト内でのttIsqlコメントの使用に関する情報が出力されます。

引数としてattributesを指定した場合は、set/show属性に関する情報が出力されます。

引数を指定しない場合は、すべてのコマンドの簡単なヘルプ情報が出力されます。

history [-all] [-h] [-r] [num_commands]

ttIsqlcshに類似したコマンド履歴を実現します。

以前に実行されたコマンドを表示します。num_commandsパラメータは、表示するコマンド数を指定します。num_commandsパラメータを省略した場合、前の10コマンドがデフォルトでリストされます。

このコマンドの出力では、連続した重複コマンドは省略されます。連続した重複コマンドを含めるには、-allオプションを使用します。

コマンド数を省略するには、-hオプションを使用します。

コマンドを逆の順序でリストするには、-rパラメータを使用します。

履歴リストには、実行された過去100コマンドが格納されています。

savehistoryおよびclearhistoryコマンドを参照してください。

host os_command

オペレーティング・システムのコマンドを実行します。コマンドはttIsqlと同じコンソールで実行されます。

このコマンドは、作成されるプロセスの環境の環境変数TT_CONNSTRを設定します。

変数の値は、現在の接続の接続文字列です。

コマンドの終了ステータスを参照するには、_EXIT_STATUSを指定してdefineコマンドを使用します。

if-then-else

if-then-elseコマンド構成によって、ttIsqlセッションに条件分岐ロジックを実装できます。詳細は、「IF-THEN-ELSEコマンド構成の構文」を参照してください。

indexes [table_name_pattern]

現在のユーザーによって所有されており、入力パターンに一致する表で見つかった索引に関する説明が表示されます。名前パターンが指定されていない場合、パターンはデフォルトで%になります。

パススルーが有効になっている場合は、Oracle Database内の、パターンに一致する表の索引がリストされます。

allindexesコマンドを参照してください。

monitor [optional_monitor_column]

見やすくするためにSYS.MONITOR表の内容を書式化します。

optional_monitor_columnを指定した場合、その列のみが表示されます。

packages [object_name_pattern]

現在のユーザーによって所有されており、特定のパターンに一致するPL/SQLパッケージの名前が単一の列にリストされます。名前パターンが指定されていない場合、パターンはデフォルトで%になります。

パススルーが有効になっている場合は、Oracle Database内の、パターンに一致するPL/SQLパッケージがリストされます。

allpackagesコマンドを参照してください。

prepare [[connid.]command_id]SQL_Statement

指定したSQL文を準備します。command_id引数を指定しない場合は、command_idが自動的に割り当てられます。

command_id引数には0から255までの値を指定できます。connidを指定した場合、特定の接続IDに切り替えます。connidには、英数字のみを使用でき、大/小文字は区別されません。

準備されたコマンドを解放するには、freeを使用します。

print [variable]

指定したバインド変数の値が出力されます(変数を指定しない場合は、すべての変数の値が出力されます)。変数がREF CURSORの場合は、結果がフェッチされ、出力されます。

procedures [procedure_name_ pattern]

現在のユーザーによって所有されており、特定のパターンに一致するPL/SQLプロシージャの名前が単一の列にリストされます。名前パターンが指定されていない場合、パターンはデフォルトで%になります。

パススルーが有効になっている場合は、Oracle Database内の、パターンに一致するPL/SQLプロシージャがリストされます。

builtinsコマンドおよびallproceduresコマンド参照してください。

quit

ttIsqlを終了します。

remark msg

行のメッセージをコメントとして扱うことを指定します。行の最初にremまたはremarkがある場合、その行は読み込まれますが、無視されます。

repschemes [[scheme_owner_pattern.] scheme_name_pattern]

現在接続しているデータソースに定義されたレプリケーション・スキームの情報をレポートします。この情報は、レプリケーション・スキームに関連付けられたすべての要素を示します。

オプションの引数を省略した場合は、現在のデータソースに定義されたすべてのレプリケーション・スキームの情報がレポートされます。

retryconnect [0|1]

接続再試行機能を無効(0)または有効(1)にします。

接続再試行機能を有効にすると、最初は一時的な状況のために失敗した、データソースへの接続の試行は成功するまで繰り返されます。たとえば、接続の試行時に、データソース・リカバリが進行している場合は、接続再試行機能によって接続コマンドはリカバリ・プロセスが完了するまで接続を試行し続けます。

オプションの引数を省略した場合は、デフォルトによって接続再試行機能は有効にされます。

rollback

カレント・トランザクションをロールバックします。AutoCommitは無効にする必要があります。このコマンドによって、Oracle Database上でのTimesTen Cache操作が停止されることはありません(このような操作には、PassThrough文、フラッシング、手動ロード、手動リフレッシュ、同期ライトスルー、伝播および動的ロードが含まれます)。

rpad varname desiredlength paddingstring

RPADコマンドの動作は、SQL関数のRPAD()と似ていますが、次の制限があります。

  • 必要な長さは、文字数ではなくバイト単位。

  • 埋込み文字列は、文字列リテラルのエスケープ(Unicodeエスケープなど)用に拡張されない。

  • 埋込み文字列は部分的にUnicode文字を使用することも、すべてUnicode文字にすることもできるが、マルチバイト・キャラクタまたはサロゲート・ペアの中央で埋込み文字列が分割される場合がある。

RPADコマンドで埋め込むことができるのは、文字ベースの変数(CHARVARCHAR)のみ。

run filename [arguments]|

start filename [arguments...]|

@@ filename [arguments...]|

@ filename [arguments...]

filenameからSQLコマンドを読み取って実行します。このコマンドは、最大5レベルまでネストできます。

@@コマンドは、ファイルを絶対パスで指定した場合にのみ@コマンドと同じになります。

@を相対パスとともに指定した場合、パスはttIsqlの起動ディレクトリに対する相対パスになります。@@を指定した場合、パスは現在実行中の入力ファイルに対する相対パスになります。このため、@@は、他のスクリプトのコールを必要とするスクリプトで使用する場合に有効です。ttIsqlの実行者がスクリプトをどのディレクトリから実行したかは重要ではありません。

argumentsの説明は、「コマンド文字列置換のパラメータの例」を参照してください。

savehistory

[-all [-h] [-a | -f] outputfile

指定したoutputfileに履歴バッファを書き込みます。

連続した重複コマンドは省略されます。

連続した重複コマンドを含めるには、-allオプションを使用します。

コマンド数を省略するには、-hオプションを使用します。

既存の出力ファイルに追加するには、-aを使用します。既存の出力ファイルの上書きを強制するには、-fを使用します。

clearhistoryコマンドおよびhistoryコマンド参照してください。

sequences [sequence_name_pattern]

現在のユーザーによって所有されており、特定のパターンに一致する順序の名前が単一の列にリストされます。名前パターンが指定されていない場合、パターンはデフォルトで%になります。

パススルーが有効になっている場合は、Oracle Database内の、パターンに一致する表の順序がリストされます。

allsequencesコマンドを参照してください。

set attribute [value]

指定したset/show属性を特定の値に設定します。

値を指定しない場合は、指定した属性の現在の値が表示されます。

指定できる属性の説明は、「属性の設定および表示」を参照してください。

setjoinorder tblNames [...]

オプティマイザに対して結合順序を指定します。AutoCommitは無効にする必要があります。

setuseindex index_name,correlation_name,

{0 | 1} [;...]

問合せオプティマイザの索引ヒントを設定します。

setvariable variable_name := value

スカラー・バインド変数の値または配列バインド変数の要素を設定します。たとえば、setvariable myvar := 'TimesTen';のように入力します(代入演算子(:=)の両端には空白が1つずつ必要です)。

詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』「バインド変数の宣言および設定」を参照してください。

show {all | attribute}

指定したset/show属性の値、またはすべての属性を表示します。

指定できる属性の説明は、「属性の設定および表示」を参照してください。

showjoinorder {0 | 1}

結合順序の保存を有効または無効にします。

0 - 結合順序の保存を無効にします。

1 - 結合順序の保存を有効にします。

SQLのSELECT文、UPDATE文、DELETE文またはMERGE文の後に結合順序を表示するには、ttoptshowjoinorder組込みプロシージャを明示的にコールします。

sleep [n] [ms]

ms単位を含む場合、n秒またはnミリ秒の間動作を中断します。nを指定しない場合、操作は1秒間一時停止されます。

sleep;
sleep 60;
sleep 500 ms;

spool filename [option | OFF]

端末出力のコピーをファイルfilenameに書き込みます。

filenameに拡張子を指定しない場合、ファイル名には拡張子.lstが付けられます。使用可能なオプションは、次のとおりです。

CREATE - 新しいファイルを作成します。

APPEND - 出力を既存のファイルに追加します。

REPLACE(デフォルト) - 既存のファイルを上書きします。

OFFを指定した場合は、スプーリング動作が終了し、出力ファイルが閉じられます。

スプール・コマンドを指定したものの、スプールがすでに実行中である場合は、そのアクティブなスプールが閉じられ、新しいファイルが開かれます。

sqlcolumns [owner_name_pattern.]table_name_pattern

SQLColumnsへのODBCコールの結果を出力します。

sqlgetinfo infotype

SQLGetInfoへのODBCコールの結果を出力します。

sqlstatistics [[owner_name_pattern.]table_name_pattern]

SQLStatisticsへのODBCコールの結果を出力します。

sqltables[[owner_name_pattern.]table_name_pattern]

SQLTablesへのコールの結果を出力します。パターンは、任意の1文字を表すアンダースコア(_)、または0(ゼロ)文字以上の文字列を表すパーセント記号(%)を含む文字列です。

statsclear [[owner_name.]table_name]

指定した表(または表を指定しない場合はすべての表)の統計を消去します。

statsestimate [[owner_name.]table_name] {n rows | p percent}

指定した表(または表を指定しない場合はすべての表)の統計を見積もります。

システム表を更新する権限がある場合、空の表リストを指定して統計を見積もると、システム表の統計も更新されます。

statsupdate [[owner_name_pattern.] table_name_pattern]

指定した表(または表を指定しない場合はすべての表)の統計を更新します。

tblNameが空の文字列の場合、データベース内の現在のユーザーが所有するすべての表で統計が推定されます。

synonyms [[schema_pattern.] object_pattern]]

現在のユーザーによって所有されており、特定のパターンに一致するシノニムの名前が単一の列にリストされます。名前パターンが指定されていない場合、パターンはデフォルトで%になります。

Oracle Databaseへのパススルーが有効な場合は、Oracle Database内のパターンに一致する表のシノニムがリストされます。

allsynonymsコマンドを参照してください。

tables [table_name_pattern]]

現在のユーザーによって所有されており、特定のパターンに一致する表の名前が単一の列にリストされます。名前パターンが指定されていない場合、パターンはデフォルトで%になります。

Oracle Databaseへのパススルーが有効な場合は、Oracle Database内のパターンに一致する表がリストされます。

alltablesコマンドを参照してください。

tablesize [[owner_name_pattern.] table_name_pattern]]

パターンに一致する各表がALL_TAB_SIZESビューの内容にリストされます。

ttComputeTabSizes組込みプロシージャを参照してください。

undefine name

文字列置換別名の定義を取り消します。

unsetjoinorder

オプティマイザへの結合順序アドバイスを消去します。AutoCommitは無効にする必要があります。

unsetuseindex

問合せオプティマイザの索引ヒントを消去します。

use [conn_id]

現在の接続とそのIDのリストを表示します。connidを指定した場合は、特定の接続IDに切り替えられます。

初期接続の名前を使用するには、元の完全な接続名を指定するのではなく、conn_idcon0を指定します。con0接続を明示的に指定することはできません。初期接続が切断された場合、con0は接続noneを参照します。

useで接続IDを検出できなかった場合、現在の接続はnoneという名前の予約済接続に設定されます。

connectコマンドを参照してください。

variable [variable_name [data_type] [:= value]]

variableコマンドで複数の値を配列にバインドする構文は、次のとおりです。

variable array_name 
'[' array_size ']'
 data_type(n):= 
'[' value1, ... valuex ']'

型が指定されていない場合、文で参照可能なバインド変数を宣言するか、または変数の定義を表示します。型は、(n)NUMBERCHAR(n)NCHAR(n)VARCHAR2(n)NVARCHAR2(n)BLOBCLOBNCLOBまたはREFCURSORのいずれかです。(n)のみが指定されている場合には、VARCHAR2 (n)としてみなされます。

1つの変数には1つの値を割り当て、データ型が配列型の場合には複数の値を割り当てます。setvariableコマンドを使用して、後で値を割り当てることもできます。

詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』「バインド変数の宣言および設定」を参照してください。

version

バージョン情報をレポートします。

views [table_name_pattern]

現在のユーザーによって所有されており、特定のパターンに一致するビューの名前が単一の列にリストされます。名前パターンが指定されていない場合、パターンはデフォルトで%になります。

Oracle Databaseへのパススルーが有効な場合は、Oracle Database内のパターンに一致するビューがリストされます。

allviewsコマンドを参照してください。

waitfor expected_result timeoutseconds sqlstatement

問合せで期待された結果が返されるまたはタイムアウトが起こるまで、指定された文を1秒に1度実行します。問合せは1列のみで正確に1列を返す必要があります。問合せでエラーが発生すると、ループは終了します。

waitforresult expected_result timeoutseconds searchrow searchcol sqlstatement

結果が1以上の列の場合を除き、waitforコマンドと同様です。また、結果は0行を返すこともあります。

問合せで期待された結果が返されるまたはタイムアウトが起こるまで、指定された文を1秒に1度実行します。searchrowおよびsearchcol引数は、行または列が考慮される順序を示す位置(1..N)を示します。searchrowまたはsearchcol'*'を使用して、結果セットの任意の行または列が期待値を持つことを示します。waitforコマンドを参照してください。

whenever sqlerror

ttIsqlでエラーが発生したときの処理方法を指定します。詳細は、「WHENEVER SQLERRORコマンドの構文」を参照してください。

xlabookmarkdelete id

永続XLAブックマークを削除します。

削除するブックマークを指定しない場合は、現在のすべてのXLAブックマークの状態がレポートされます。

『Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者ガイド』「ttXlaDeleteBookmark」も参照してください。

ADMIN権限またはオブジェクトの所有権が必要です。