データベースのアンロード(dbUnload)

dbUnloadコマンドは、指定されたデータベースをメモリーからアンロードします。

ttGridAdmin dbUnload name 
                     [-nowait | -wait [timeout]]
                     [-force]

ノート:

トランザクションの進行中にdbUnloadコマンドを発行した場合、このコマンドはトランザクションが完了することを待機しません。このため、データが失われる可能性があります。

オプション

dbUnloadコマンドには、次のオプションがあります。

オプション 説明

name

アンロードするデータベースの名前。

-nowait | -wait [timeout]

このコマンドは状態の変更を開始し、それはグリッドのアクティブ管理インスタンスに記録されます。

-nowaitオプションを指定すると、コマンドは状態の変更を待機しないですぐに戻ります。これは、デフォルトの動作です。

-waitオプションを指定すると、データベース要素がグリッド内の各インスタンスでアンロードされている場合、コマンドは状態の変更が完了することを待機します。必要に応じて、待機をtimeout秒の制限の対象にできます。それ以外の場合、またはtimeoutが0に設定されている場合、制限はありません。

大規模なグリッドでは、一般的に、-waitを使用することはお薦めしません。そのようにする場合は、タイムアウトを設定することをお薦めします。(「データベース管理操作」を参照してください。)

-force

Durability=0で、少なくとも1つのレプリカ・セットが完全に停止している場合、このオプションにより、アンロードは続行します。

重要: このオプションを使用すると、データが失われる可能性があります。

(通常、データ損失を防ぐために、各レプリカ・セットから少なくとも1つの要素がロードされている場合を除き、Durability=0のデータベースはアンロードできません。)

この例では、すべてのインスタンスで要素がアンロードされることを待機しないでデータベースをアンロードし、ステータスをチェックします(データベースが正常にアンロードされた後)。

% ttGridAdmin dbUnload database1
Database database1 unload started
...
% ttGridAdmin dbStatus database1
Database database1 summary status as of Mon Nov 13 18:52:47 PST 2017
 
created,unloaded,closed
Completely created elements: 4 (of 4)
Completely loaded elements: 0 (of 4)
Completely created replica sets: 0 (of 0)
Completely loaded replica sets: 0 (of 0)
 
Open elements: 0 (of 4)

ノート

  • dbUnloadコマンドを発行した後で、トランザクションを開始しないでください。

  • データベースへのすべての接続をクローズする必要があります。

  • データベースがクローズされている必要があります。

  • dbUnloadを非同期に(待機しないで)実行する場合は、dbStatusコマンドを使用して、データベースがロードされているかどうかを確認できます。