Wallet

Wallet属性は、生成した証明書を配置した完全修飾ディレクトリ・パス名を指定します(クライアントと同じディレクトリ・パスを使用することをお薦めします)。デフォルトの場所はありません。相対パスを指定する場合、timesten_home/infoディレクトリに対する相対パスになります。

この属性は、クライアントとサーバーの両方に対して設定する必要があります。クライアントとサーバーの両方に同じパスを設定する必要があります。

詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseセキュリティ・ガイド』「クライアント/サーバー用のTLSの構成」を参照してください。

必要な権限

この属性の値の変更に権限は必要ありません。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

この属性は、TimesTen ClassicとTimesTen Scaleoutの両方でサポートされています。

設定

Walletは次のように設定します。

属性の設定場所 属性の表示 設定

CまたはJavaプログラム、あるいはUNIXおよびLinuxシステムのTimesTen Classicのodbc.iniファイル、またはTimesTen Scaleoutのデータベース定義(.dbdef)ファイル

Wallet

完全修飾ディレクトリ・パス名(デフォルトなし)。

Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ

「Oracle TimesTen Client DSN Setup」ダイアログの「Wallet」フィールド。

完全修飾ディレクトリ・パス名(デフォルトなし)。