インストールおよびそのデプロイメントの計画
この項は、完全インストールおよび完全インスタンスに適用されます。クライアントのみのインストール環境とインスタンスは無関係です。計画を立てるために、次の項の情報を検討してください。
データベース・ファイルおよびユーザー・ファイルの場所
データベースとその他のユーザー・ファイルの場所に関するTimesTenの要件と推奨事項は、次のとおりです。
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データベース・ファイル(チェックポイント・ファイルおよびログ・ファイル)またはその他のユーザー・ファイルをTimesTenのインストール・パスの下に置くことはサポートされていません。インストール環境は変更不可であり、何も追加、変更または削除しないでください。
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データベース・ファイルまたはその他のユーザー・ファイルは、インスタンス・ホームの下に格納しないことをお薦めします。インスタンスが破棄されると、インスタンス・ホームまたはその下にあるすべてが削除されます。
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パフォーマンス上の理由から、TimesTenのトランザクション・ログ・ファイル(
LogDir
の場所)とは別のデバイスにTimesTenのチェックポイント・ファイル(データベース定義内のDataStore
の場所)を格納することをお薦めします。
TimesTenのインストール後、データベースのサイズと必要なディスク領域を見積ることができます。Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイドのTimesTenの記憶域のプロビジョニングを参照してください
データベースおよびアプリケーションの場所
次の点を考慮してください:
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アプリケーションとTimesTen Classicの間にリソースの競合に関する懸念事項がない場合は、TimesTen Classicのデータベースと同じホストにアプリケーションを配置することをお薦めします。これにより、アプリケーションは直接接続を使用できます。これは、主にネットワークのラウンド・トリップが回避されるため、クライアント/サーバー接続よりも応答時間およびスループットがよくなります。
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TimesTen Cacheを使用する場合は、TimesTen ClassicデータベースとOracle Databaseは別々のホスト上に置き、これらの間でリソースの競合が発生しないようにすることをお薦めします。
ノート:
これらは一般的なガイドラインであり、すべての状況に適しているとはかぎりません。