TimesTenオペレータのインストール

TimesTenコンテナ・イメージには、TimesTen Kubernetesオペレータ(TimesTenオペレータ)をインストールするためのTimesTen YAMLマニフェスト・ファイルおよびHelmチャートが含まれています。TimesTen YAMLマニフェスト・ファイルおよびHelmチャートを取得する方法は、「パート3: TimesTen YAMLマニフェスト・ファイルおよびHelmチャートの取得」を参照してください。

インストール・プロセスは、次のステップで構成されています:
  • TimesTenオペレータのサービス・アカウントをインストールします。TimesTenオペレータが適切に実行するには、サービス・アカウント、ロールおよびロール・バインディングが必要です。サービス・アカウントには、ロールを介して付与される一連の権限が定義されている必要があります。ロール・バインディングは、サービス・アカウントにロールを割り当てます。TimesTenは、TimesTenオペレータのロール・バインディング、ロールおよびサービス・アカウントを定義するservice_account.yamlファイルをそのコンテナ・イメージに提供します。

  • カスタマイズ内容に応じてoperator.yamlファイルを変更します。この例では、変更内容は次のとおりです:
    • image: container-registry.oracle.com/timesten/timesten:latestをコンテナ・イメージに置き換えます。この例では、イメージをcontainer-registry.oracle.com/timesten/timesten:22.1.1.27.0に変更します。

    • imagePullSecrets: sekretをイメージ・プル・シークレットの名前に置き換えます。この例では、イメージ・プル・シークレットの名前は変更しません。

TimesTenオペレータをインストールします。

  1. YAMLマニフェスト・ファイルを含むディレクトリに移動します。この例では、kube_files/deployにファイルが含まれています。
    cd kube_files/deploy
  2. サービス・アカウントをインストールします。
    kubectl create -f service_account.yaml

    出力は、次のようになります。

    role.rbac.authorization.k8s.io/timesten-operator created
    serviceaccount/timesten-operator created
    rolebinding.rbac.authorization.k8s.io/timesten-operator created
  3. operator.yamlファイルを変更するには、次のように実行します:
    1. テキスト・エディタを使用して、operator.yamlファイルを変更します。

      次のように置き換えます:

      • image: container-registry.oracle.com/timesten/timesten:latestをイメージの名前に置き換えます。この例では、イメージの名前はcontainer-registry.oracle.com/timesten/timesten:22.1.1.27.0です。

      • imagePullSecrets: sekretをイメージ・プル・シークレットの名前に置き換えます。この例では、イメージ・プル・シークレットの名前はsekretです。

      vi operator.yaml
      
      # Copyright (c) 2019 - 2024, Oracle and/or its affiliates.
      apiVersion: apps/v1
      kind: Deployment
      metadata:
        name: timesten-operator
      spec:
        replicas: 1
      ...
          spec:
            serviceAccountName: timesten-operator
            imagePullSecrets:
            - name: sekret
            containers:
              - name: timesten-operator
                image: container-registry.oracle.com/timesten/timesten:22.1.1.27.0
    2. operator.yamlファイルを保存し、閉じます。
  4. TimesTenオペレータのインストール
    kubectl create -f operator.yaml
  5. TimesTenオペレータが実行されていることを確認します。
    kubectl get pods
    出力は、次のようになります。
    NAME                                 READY   STATUS    RESTARTS   AGE
    timesten-operator-545d5f7fdb-xbdfw   1/1     Running   0          27s
おめでとうございます。ネームスペースにTimesTenオペレータが正常にインストールされました。これは稼働中です。TimesTenデータベースを作成する準備ができました。「TimesTen Classicデータベースの作成」を参照してください。