構成メタデータのリスト

表5-1に、TimesTenオペレータでサポートされているメタデータ・ファイルを示します。この表では、各メタデータ・ファイルについて説明し、メタデータ・ファイルがTimesTen Classic、TimesTen Scaleoutまたはその両方でサポートされているかどうかを示します。

表5-1 TimesTenオペレータのメタデータ・ファイル

名前 説明 TimesTen Classicのサポート TimesTen Scaleoutのサポート

adminUser

データベースに初期ユーザーを定義し、このユーザーにADMIN権限を割り当てます。

オプションです。

あり

あり

cachegroups.sql

データベース内のキャッシュ・グループを定義します。このファイルはTimesTen Cacheに固有です。

TimesTen Cacheを使用する場合は必須です。

あり

なし

cacheUser

データベース内のキャッシュ管理ユーザーを定義します。このファイルはTimesTen Cacheに固有です。

TimesTen Cacheを使用する場合は必須です。

あり

なし

csWallet

クライアント/サーバー通信のTransport Layer Security (TLS)暗号化に使用される資格証明を定義します。

TLSを使用する場合は必須です。

あり

あり

db.ini

データベースの接続属性を定義します。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』接続属性のリストを参照してください。

TimesTen Cacheを使用する場合は必須です。そうでない場合は、オプションです。

あり

あり

epilog.sql

レプリケーション・スキームの作成後に操作を実行します。

オプションです。

あり

なし

replicationWallet

TimesTenデータベース間のレプリケーション・トラフィックのTransport Layer Security (TLS)暗号化に使用される資格証明を定義します。

TLSを使用する場合は必須です。

あり

なし

schema.sql

データベースの初期スキーマを定義します。

オプションです。

あり

あり

sqlnet.ora

クライアント・アプリケーションがOracle Databaseと通信する方法を定義します。このファイルはTimesTen Cacheに固有です。

オプションです。

あり

なし

testUser

データベース内のtestユーザーを定義します。このユーザーは、Helmを使用したTimesTenのテストに使用されます。このユーザーにはCONNECT権限が付与されます。

オプションです。

あり

なし

tnsnames.ora

TimesTen CacheがOracle Databaseへの接続に使用するOracle Databaseサービスを定義します。

TimesTen Cacheを使用する場合は必須です。

あり

なし

*.connect

TimesTen Scaleoutのデータベースの直接接続可能オブジェクトを1つ以上定義します。

オプションです。

なし

あり

*.csconnect

TimesTen Scaleoutのデータベースのクライアント/サーバー接続可能オブジェクトを1つ以上定義します。

オプションです。

なし

あり