ManualInterventionRequired状態について

TimesTenオペレータでTimesTenScaleoutオブジェクトを修復できないと判断された場合は、オペレータにより、そのオブジェクトの高レベル状態がManualInterventionRequiredに変更されます。オペレータでは、この状態のオブジェクトはその以上管理されません。オペレータによってその状態の確認やその修復が試みられることもありません。

TimesTen Scaleoutでは、問題を特定し可能な場合は修正するために確認できる、トラブルシューティングのシナリオがいくつかあります。トラブルシューティングのシナリオの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database Scaleoutユーザーズ・ガイド』障害からのリカバリを参照してください。

問題を特定し修正すると、オペレータでTimesTenScaleoutオブジェクトの管理を再開できるようになります。これを行うには、TimesTenScaleoutオブジェクトのspec.ttspec.reexamineデータ項目を指定します。このデータ項目を指定すると、オペレータによってそのオブジェクトがReexamine状態に移されます。Reexamine状態の詳細は、「reexamineデータ項目の設定」を参照してください。