TimesTenClassicSpecSpec
TimesTenClassicSpecSpecはTimesTenClassicSpecに表示されます。
TimesTenオペレータは、v1
およびv2
スキーマ・バージョンをサポートしています。スキーマ・バージョンの詳細は、「TimesTen CRDについて」を参照してください。
v2
スキーマのバージョンに固有です:
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createASReadinessProbe
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readOnlyRootFilesystem
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replicas
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replicationTopology
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rollingUpdatePartition
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terminationGracePeriod
次の表に、TimesTenClassicSpecSpecのフィールドの詳細を示します。次の点に注目してください。
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特に記載がないかぎり、表内のフィールドは
v1
スキーマ・バージョンとv2
スキーマ・バージョンの両方でサポートされます。フィールドはアルファベット順です。 -
型が数量のフィールドがいくつかあります。指定する値の形式は、Kubernetesのリソース制限と同じです。たとえば、200Gi、200G、1000Mi、1000Mなどです。
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内部使用のために予約されており、この表には記載されていないフィールドがあります。これらのフィールドの名前は通常、
zz
で始まります。たとえば、zzTestInfo
は内部使用のために予約されています。
表19-3 TimesTenClassicSpecSpecの構文
フィールド | タイプ | 説明 |
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数量 |
TimesTenデータベースに必要な量以外の、リクエストする このメモリーは、TimesTenデーモン、サブデーモン、エージェントおよびクライアント/サーバー用に使用されます。 この値は、ユーザーが指定したか算出された デフォルトは |
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整数 |
TimesTenオペレータは時々、TimesTenインスタンスまたはデータベースに対して操作を実行する必要があります。TimesTenオペレータは、このような操作を実行する必要がある場合、適切なポッドの エージェントは、操作を同期的に(TimesTenオペレータが待機している間)または非同期的に(TimesTenオペレータが待機しておらず、その他のTimesTenオブジェクトに対して他の操作を実行できる間)実行します。 非同期で実行される操作は複製のみです。この場合、TimesTen Classicデータベースはアクティブ・ポッドからスタンバイ・ポッドにコピーされます。これは、アクティブ・スタンバイ・ペアの初期ロールアウトの一部として、およびそのライフサイクルの様々なタイミングで実行されます。 これらの複製操作には時間がかかる場合があり、データベースのサイズが増えるにつれて長時間になります。非同期操作が データベースが大きい場合は、 デフォルトは |
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整数 |
TimesTenオペレータがTimesTenエージェントによるhttps デフォルトは |
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整数 |
TimesTenオペレータがTimesTenエージェントによるhttps デフォルトは |
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整数 |
TimesTenオペレータがTimesTenエージェントとの通信時にTCPハンドシェイクを待機する時間(秒)。 デフォルトは |
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整数 |
TimesTenオペレータがTimesTenエージェントとの通信時にTLS (https)資格証明交換を待機する時間(秒)。 デフォルトは |
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ブール |
TimesTenオペレータによってTimesTenポッドに対する適切なメモリー制限およびリスエストの設定を試みるかどうかを指定します。 有効な値は次のとおりです。
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文字列 |
TimesTenClassicオブジェクトが |
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ブール |
このTimesTenClassicオブジェクトの削除時にOracle Databaseのメタデータをクリーン・アップするかどうかを指定します。TimesTen Cacheにのみ使用します。 有効な値は次のとおりです。
『Oracle TimesTen In-Memory Databaseキャッシュ・ガイド』の自動リフレッシュが有効になっているキャッシュ・グループで使用されるOracle Databaseオブジェクトの削除を参照してください。 |
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ブール |
TimesTenオペレータで、レプリケートされたTimesTenClassicオブジェクトの準備プローブを作成するかどうかを決定します。 有効な値は次のとおりです。
「TimesTenコンテナの準備プローブについて」を参照してください。
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数量 |
デフォルトは |
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数量 |
デフォルトは |
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ブール |
各TimesTenポッドにデーモン・ログ・コンテナを作成するかどうかを指定します。このコンテナは、( 有効な値は次のとおりです。
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数量 |
この値を指定して、 デフォルト値はありません。 |
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数量 |
この値を指定すると、データベースの要素に必要な共有メモリーの量をTimesTenオペレータに示すことができます。 値を指定した場合は、その値が使用されます。値を指定しなかった場合、TimesTenオペレータでは、提供した TimesTenオペレータでデータベース・サイズを特定できない場合は、値 TimesTenでは、ConfigMapまたはシークレットを使用することでTimesTenオペレータに
db.ini ファイルを提供することと、databaseMemorySize を指定しないようにすることをお薦めします。
ノート: 初期化コンテナを使用することでdb.ini ファイルを提供する場合は、databaseMemorySize を指定する必要があります。
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文字列の配列 |
予測ボリュームに含める1つ以上のConfigMapの名前。この予測ボリュームは、TimesTenコンテナに |
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文字列の配列 |
予測ボリュームに含める1つ以上のシークレットの名前。この予測ボリュームは、TimesTenコンテナに |
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数量 |
デフォルトは |
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数量 |
デフォルトは |
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文字列 |
作成されたコンテナで実行されるTimesTenイメージの名前。 デフォルト値はありません。 |
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文字列 |
Kubernetesがイメージ・リポジトリからTimesTenイメージをプルするかどうか、およびいつプルするかを指定します。 有効な値は次のとおりです。
ノート: 値の大/小文字は区別されます。 |
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文字列 |
指定されたTimesTenイメージをそのイメージ・リポジトリからフェッチするための権限を認証してKubernetesに付与するために使用されるイメージ・プル・シークレット。 デフォルト値はありません。image pull secretの名前を指定する必要があります。 |
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文字列 |
TimesTenオペレータが自動アップグレードを実行するかどうかを指定します。 有効な値は次のとおりです。
値の大/小文字は区別されます。「アップグレードの実行」を参照してください。 |
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文字列 |
TimesTenデータベース・トランザクション・ログ・ファイルの永続ボリュームをリクエストするために使用される記憶域クラスの名前。このフィールドはオプションです。 |
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永続ボリュームを使用してTimesTenトランザクション・ログを格納する場合、使用するボリュームの主要な決定要因は、指定した
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文字列 |
TimesTenトランザクション・ログにプロビジョニングされる記憶域の量。トランザクション・ログ・ファイルに必要な記憶域の量の決定の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』のTimesTenの記憶域のプロビジョニングを参照してください デフォルトは |
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整数 |
実行時に、コンテナのメモリー使用量がその制限のパーセンテージ(両方ともcgroupによって報告される)を超える場合は、TimesTenオペレータによって、この発生を通知するイベントが生成されます。 このメモリー使用量とは、コンテナの デフォルトは |
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整数 |
TimesTenオペレータがTimesTenClassicアクティブ・スタンバイ・ペア・オブジェクトのステータスをチェックする頻度(秒単位)を指定します。たとえば、この値を この値は、 この値は正の整数にする必要があります( |
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TimesTenエクスポータをデプロイするかどうかを指定します。指定した場合、エクスポータはデプロイされます。 |
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ブール |
TimesTenオペレータによって、コンテナ・イメージがTimesTenコンテナで読取り専用でマウントされるかどうかを決定します。また、TimesTenオペレータが空のディレクトリをプロビジョニングするかどうかを決定し、これをすべてのTimesTenポッド内のすべてのTimesTenコンテナの 有効な値は次のとおりです。
独自のコンテナを指定した場合、TimesTenオペレータはコンテナ・イメージを読取り専用として自動的にマウントしません。
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文字列 |
TimesTenClassicオブジェクトが |
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文字列 |
apiVersion: timesten.oracle.com/v2
kind: TimesTenClassic
metadata:
name: sample
spec:
ttspec:
repCreateStatement: |
create active standby pair
"{{tt-name}}" on "{{tt-node-0}}",
"{{tt-name}}" on "{{tt-node-1}}"
RETURN TWOSAFE
store "{{tt-name}}" on "{{tt-node-0}}"
PORT {{tt-rep-port}} FAILTHRESHOLD 10 TIMEOUT 5
DISABLE RETURN ALL 10
store "{{tt-name}}" on "{{tt-node-1}}"
PORT {{tt-rep-port}} FAILTHRESHOLD 10 TIMEOUT 5
DISABLE RETURN ALL 10
TimesTenオペレータによって置換が実行されます。
構成には、次の制限があります。
『Oracle TimesTen In-Memory Database SQLリファレンス』のCREATE ACTIVE STANDBY PAIRおよび『Oracle TimesTen In-Memory Databaseレプリケーション・ガイド』のアクティブ・スタンバイ・ペアのレプリケーション・スキームの定義を参照してください。 |
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整数 |
レプリケートされないデータベース構成に有効です。 プロビジョニングするTimesTenポッドの数。
最小値は TimesTenClassicオブジェクトの作成後は、 詳細は、「TimesTen Classicデータベースの作成」を参照してください。
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文字列 |
TimesTenレプリケーションで使用される暗号化アルゴリズムを指定します。指定した場合、レプリケーション・トラフィックは暗号化されます。 1つ以上の値を指定できます。指定できる値は、次のとおりです。
詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseセキュリティ・ガイド』のClient/Serverでの証明書の使用についてを参照してください。 |
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整数 |
レプリケーションにSSL暗号化が必須かどうかを指定します。 有効な値は次のとおりです。
このフィールドは、 『Oracle TimesTen In-Memory Databaseセキュリティ・ガイド』のクライアント/サーバーでの証明書の使用についてを参照してください。 |
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文字列 |
レプリケーションを構成するかどうかを決定します。 有効な値は次のとおりです。
詳細は、「TimesTen Classicデータベースの作成」を参照してください。
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整数 |
レプリケーションに使用されるTCPポート。デフォルトは |
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文字列 |
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整数 |
TimesTen デフォルトは |
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文字列 |
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文字列 |
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整数 |
レプリケートされない構成のアップグレードに固有です。Kubernetesは、 たとえば、レプリケートされないポッドが3つ( デフォルトは 詳細は、このマニュアルの「アップグレードの実行」およびKubernetesドキュメントの「Partitioned rolling updates」を参照してください。
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文字列 |
TimesTenClassicオブジェクトの |
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文字列 |
TimesTenデータベースの永続ボリュームをリクエストするために使用される記憶域クラスの名前。 デフォルト値はありません。記憶域クラスの名前を指定する必要があります。 |
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永続ボリュームを使用してTimesTenデータベースを格納する場合、使用するボリュームの主要な決定要素は、指定する
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文字列 |
TimesTenおよびデータベースにプロビジョニングされる記憶域の量。TimesTenに必要な記憶域の量の決定の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』のTimesTenの記憶域のプロビジョニングを参照してください。 デフォルトは |
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整数 |
Kubernetesがポッドの正常な停止を待機してから強制的に終了されるまでの時間(秒)。 デフォルトは、構成によって異なります:
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整数 |
TimesTenオペレータがフェイルオーバーの処理を実行するか問題からのリカバリを実行するまでに、TimesTenインスタンスまたはTimesTenデータベースが使用できなくなる秒数。 この値は、 この値は正の整数にする必要があります( |
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整数 |
TimesTenClassicオブジェクトが デフォルトは
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