TimesTenClassicSpecSpecPrometheus

TimesTenClassicSpecSpecPrometheusはTimesTenClassicSpecSpecに表示されます。

次の表では、TimesTenClassicSpecSpecPrometheusの構文について説明します。特に明記されていないかぎり、表内のフィールドはv3v2およびv1スキーマ・バージョンでサポートされます。フィールドはアルファベット順です。

表19-4 TimesTenClassicSpecSpecPrometheusの構文

フィールド タイプ 導入されたスキーマ・バージョン 説明

certSecret

文字列

v1

httpsを使用してTimesTenメトリックを処理する場合は、Kubernetes Secretが必要です。

独自のKubernetes Secretを作成する場合は、certSecretフィールドを使用してこのシークレットの名前を指定します。このシークレットには、TimesTenメトリックをhttpsで処理するためにTimesTenエクスポータによって使用される必要な証明書を保持するOracle Walletが含まれます。「TimesTenメトリックを公開するための独自のOracle Wallet、証明書およびシークレットの作成」を参照してください。

TimesTenオペレータが、httpsに必要なOracle Wallet、証明書およびKubernetes Secretを自動的に作成するようにする場合は、certSecretフィールドを指定しないでください。この方法をお薦めします。「TimesTenメトリックのトランスポート・レイヤー・セキュリティ(相互TLS)証明書について」を参照してください。

createPodMonitors

ブール

v1

TimesTen KubernetesオペレータがPodMonitorsを作成するかどうかを決定します。

有効な値は次のとおりです。

  • true (または指定なし): TimesTenオペレータはPodMonitorsを作成します。

  • false: TimesTenオペレータはPodMonitorsを作成しません。

「TimesTen KubernetesオペレータによるTimesTenメトリックの公開」を参照してください。

insecure

ブール

v1

TimesTenエクスポータを認証なしで起動するか、Transport Layer Security (相互TLS)を使用して起動するかを決定します。

有効な値は次のとおりです。

  • true: TimesTenエクスポータは認証なしで起動され、httpによってデータを処理します。

  • false (または指定なし): TimesTenエクスポータは相互TLSで起動され、httpsによってデータを処理します。

詳細は、「TimesTenメトリックでのhttpまたはhttpsの使用について」を参照してください。

TimesTenエクスポータの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseモニタリングおよびトラブルシューティング・ガイド』TimesTenエクスポータについてを参照してください。

limitRate

整数

v1

TimesTenエクスポータが受け入れる1分当たりのGETリクエストの制限を決定します。値には、1から15までの任意の整数値を指定できます。

デフォルトは10です。

port

整数

v1

TimesTenエクスポータがリスニングするポート。

デフォルトは8888です。

publish

ブール

v1

TimesTenオペレータがTimesTenエクスポータ・コンテナをプロビジョニングするかどうかを決定します。

有効な値は次のとおりです。

  • true (または指定なし): TimesTenオペレータは、TimesTenエクスポータ・コンテナをプロビジョニングします。

  • false: TimesTenオペレータは、TimesTenエクスポータ・コンテナをプロビジョニングしません。

publishフィールドを指定せず、.spec.ttspec.prometheus句にその他のフィールドが指定されている場合、publishフィールドのデフォルト値はtrueです。

.spec.ttspec.prometheus句を指定せず、TimesTenリリースが22.1以降である場合、publishフィールドのデフォルト値は、EXPOSE_METRICS TimesTenオペレータ環境変数の値に依存します:
  • EXPOSE_METRICS"1"である場合(または指定されていない場合)、TimesTenオペレータは、publishフィールドをtrueとして扱います。

  • EXPOSE_METRICS"0"である場合、TimesTenオペレータは、publishフィールドをfalseとして扱います。

詳細は、「TimesTen KubernetesオペレータによるTimesTenメトリックの公開」および「TimesTen Kubernetesオペレータの環境変数」を参照してください。