ttIsqlセッションに関する開始時のコマンドライン・オプションのカスタマイズ

コマンド・プロンプトからttIsqlセッションが開始されるたびに、一連のコマンドライン・オプションが自動的に実行されるように、ttIsqlユーティリティをカスタマイズできます。

これは、TTISQLという環境変数を適切なttIsqlコマンドラインの値に設定して行うことができます。次に、ttIsqlコマンドライン・オプションの概要を示します。ttIsqlコマンドライン・オプションの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』ttIsqlの項を参照してください。

Usage: ttIsql [-h | -help | -helpcmds | -helpfull | -V]
        ttIsql [-f <filename>] 
               [-v <verbosity>] 
               [-e <commands>]
               [-interactive] 
               [-N <ncharEncoding>] 
               [-wait]
               [{<DSN> | -connstr <connection_string>}]

TTISQL環境変数には、ttIsqlコマンドラインと同じ構文要件があります。ttIsqlは、起動時にTTISQL環境変数の値を読み取り、変数で指定されたすべてのオプションを現行のttIsqlセッションに適用します。特定のコマンドライン・オプションがTTISQL環境変数およびコマンドラインの両方に指定されている場合は、コマンドラインに指定されているオプションが常に優先されます。

環境変数の値を設定する手順は、プラットフォーム、およびttIsqlが起動されるシェルによって異なります。たとえば、WindowsでTTISQL環境変数を設定する場合は、次のように入力します。

C:\>set TTISQL=-connStr "DSN=database1" -e "autocommit 0;dssize;"

この例では、次に示すように、ttIsqlMY_DSNというDSNに自動的に接続し、自動コミットを無効にし、データベースのサイズを表示します。

C:\>ttIsql

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Type ? or "help" for help, type "exit" to quit ttIsql.

Command> connect "DSN=database1";
Connection successful: 
DSN=database1;DataStore=/disk1/databases/database1;DatabaseCharacterSet=AL32UTF8;
ConnectionCharacterSet=AL32UTF8;PermSize=128;
(Default setting AutoCommit=1)
Command> autocommit 0;
Command> dssize;
The following values are in KB:
 
  PERM_ALLOCATED_SIZE:      40960
  PERM_IN_USE_SIZE:         9453
  PERM_IN_USE_HIGH_WATER:   9453
  TEMP_ALLOCATED_SIZE:      32768
  TEMP_IN_USE_SIZE:         9442
  TEMP_IN_USE_HIGH_WATER:   9885
Command>