TimesTen Serverの起動

TimesTenサーバーは、TimesTenデーモンの子プロセスです。TimesTenサーバーをインストールしてある場合、このプロセスは、TimesTenデーモンが起動または停止されると自動的に起動および停止されます。

ttDaemonAdminユーティリティを使用して、デーモンまたはサービスを明示的に起動または停止できます(ttGridAdmin instanceExecを使用してTimesTen Scaleoutでこのコマンドを実行します)。TimesTenサーバーはインスタンス管理者として実行されます。

TimesTenサーバーは、TimesTenクライアント・ドライバとリンクされたアプリケーションからのリクエストを処理します。

TimesTenデーモンおよびTimesTenサーバーのデフォルト・ポートについては、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション、移行およびアップグレード・ガイド』ttInstanceCreateユーティリティの章を参照してください。システム管理者は、競合の回避またはセキュリティ上の理由から、インストール時にポート番号を変更できます。ポートの範囲は1から65535です。TimesTenサーバーに接続するには、クライアントDSNで、論理サーバー名の定義の一部としてポート番号を指定するか、接続文字列にポート番号を指定する必要があります。

TimesTenサーバー・オプションの変更方法については、「TimesTenサーバー属性の変更」を参照してください。

サーバー情報メッセージ

TimesTenサーバーは、"接続"、"切断"、様々な警告、エラーおよび情報エントリをログ・ファイルに記録します。

LinuxおよびUNIXの場合は、デフォルトで、TimesTenサーバーによってtimesten_home/diag/ttmesg.logファイルおよびtimesten_home/diag/tterrors.logファイルにメッセージが記録されます。オプションで、syslog機能にメッセージを記録するようTimesTenを構成することもできます。

「エラー、警告および情報メッセージ」を参照してください。