ttIsqlの使用によるODBC関数の管理
ttIsqlのODBC関数では、次の操作を実行できます。
timing ODBC関数コール
一般的なODBC関数コールの実行に必要な時間に関する情報は、ttIsql
のtiming
コマンドを使用して表示できます。
タイミング機能が有効になっている場合は、多くの組込みttIsql
コマンドによって、ttIsql
コマンドに対応する主要ODBC関数コールの経過実行時間がレポートされます。
たとえば、ttIsql
のconnect
コマンドの実行時には、いくつかのODBC関数コールが実行されますが、connect
に関連付けられている主要ODBC関数コールはSQLDriverConnect
です。この関数コールは、次に示すように測定およびレポートされます。
Command> timing 1; Command> connect "DSN=database1"; Connection successful: DSN=database1;DataStore=/disk1/databases/database1;DatabaseCharacterSet=AL32UTF8; ConnectionCharacterSet=AL32UTF8;PermSize=128; (Default setting AutoCommit=1) Execution time (SQLDriverConnect) = 1.2626 seconds. Command>
前述の例では、SQLDriverConnect
コールの実行に約1.26秒かかりました。
問合せを測定するtiming
コマンドを使用すると、問合せの実行に必要な時間および問合せ結果のフェッチに必要な時間が測定されます。問合せ結果を書式設定し表示する時間の測定を回避するには、問合せを実行する前に冗長性レベルを0(ゼロ)に設定します。
Command> timing 1; Command> verbosity 0; Command> SELECT * FROM t1; Execution time (SQLExecute + FetchLoop) = 0.064210 seconds. Command>