このドキュメントの対象読者
このドキュメントは、主に次の開発者を対象としています。
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Oracle DatabaseおよびOracle Database PL/SQLの経験があり、TimesTenでPL/SQLを使用する方法について学習する必要がある開発者。このような読者は、Oracle DatabaseでのPL/SQLと、TimesTenでのPL/SQLの相違点を学習する必要があります。
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TimesTenの経験はあるがPL/SQLに関する詳しい知識がない開発者。このような読者は、PL/SQLについての一般的な情報が必要です。
これらの対象読者については、次の項で説明します。
Oracle DatabaseおよびOracle Database PL/SQLの経験がある開発者
Oracle Database PL/SQLでの経験がある開発者は、このドキュメントの大部分(PL/SQLに関する多くの一般概念の説明)は読む必要がありません。
重要な部分、特にOracle DatabaseとTimesTenにおけるPL/SQL機能の相違点は、次に含まれています。なお、TimesTen固有の考慮事項については、「TimesTenにおけるPL/SQLのプログラミング機能」、「TimesTenでのPL/SQLのデータ型」および「エラーと例外の処理」の最後で、ならびに「TimesTen PL/SQLサポート: リファレンスの概要」全体で説明されています
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「プロシージャおよびファンクションの実行」: TimesTenの場合とOracle Databaseの場合とで、それらの実行方法を比較して示します。
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「TimesTenにおける相違点: トランザクション動作」: TimesTenでのトランザクション終了時のカーソル動作について説明します。
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「TimesTenにおける相違点: データ型に関する考慮事項」: TimesTen固有の変換、およびTimesTenでサポートされていない型について説明します。
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「TimesTenにおける相違点: 例外処理およびエラー動作」: エラーのサポート、処理およびレポートの相違点について説明します。
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「PL/SQL環境」 TimesTenの接続属性について説明します。
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「TimesTenが提供するPL/SQLパッケージ」 TimesTenでサポートされているOracle Database PL/SQLパッケージのサブセットについて説明します。
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「TimesTen PL/SQLサポート: リファレンスの概要」 このリファレンスの章では、TimesTenでのPL/SQLとOracle DatabaseでのPL/SQLとの相違点への対処方法を詳しく説明します。
TimesTenの経験がある開発者
このマニュアルの大部分は、以前にPL/SQLを経験したことがない読者、特にPL/SQLに関する知識のないTimesTenユーザーを対象としており、このマニュアルのほぼ全体が役に立ちます。
特に、「TimesTenにおけるPL/SQLのプログラミング機能」はこのような読者が初めて使用する際に役立ち、「PL/SQLでのTimesTen SQLの使用例」ではさらにいくつか例が示されています。
「TimesTen PL/SQLサポート: リファレンスの概要」は、TimesTenでのPL/SQLとOracle DatabaseでのPL/SQLとの相違点を示すものであるため、あまり必要な情報ではない可能性があります。