新機能
この項では、Oracle SQL Developerリリース21.2でサポートされている、TimesTen In-Memory Databaseの新機能の概要を示します。機能の中には、TimesTen Scaleoutでのみサポートされるものがあります。TimesTen Scaleoutでのみサポートされている機能は、そのように記述しています。
ノート:
このドキュメントでは、次のようになっています。
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クラシック・モードのOracle TimesTen In-Memory Databaseは、TimesTen Classicと呼ばれ、単一インスタンスのレプリケート・データベースを指します(旧リリースと同様)。
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グリッド・モードのOracle TimesTen In-Memory Databaseは、TimesTen Scaleoutと呼ばれ、複数インスタンスの分散データベースを指します。TimesTen Scaleoutは相互に接続されたホストのグリッドとなり、これらのホストで実行されているインスタンスが連携して、高速アクセス、フォルト・トレランスおよびインメモリー・データに対する高可用性を実現します。グリッドには1つ以上のデータベースが含まれ、各データベースは、そのグリッドのすべてのインスタンス間で分散されます。
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TimesTen単独では、クラシック・モードとグリッド・モードの両方を指します(TimesTenのユーティリティ、リリース、ディストリビューション、インストール、データベースによって実行されるアクション、データベース内の機能を指す場合など)。
SQL Developerリリース21.2の新機能
TimesTen Scaleoutリリース22.1以上でサポートされている機能は次のとおりです。
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K-safetyレベルを最大で5にしてTimesTen Scaleoutでグリッドを作成できます。
SQL Developerリリース20.4の新機能
TimesTenリリース18.1.4.1.0以上でサポートされている機能は次のとおりです。
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TimesTenデータベース内のデータベース・ユーザーのパスワード管理プロファイルを作成、編集または削除できます。「プロファイルの使用」を参照してください。
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「ユーザーの作成」および「ユーザーの編集」ダイアログでは、次のことができます。
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既存のプロファイルをユーザーに割り当てます。
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ユーザー・アカウントをロックします。
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パスワードを期限切れにします。
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TimesTen接続に使用されるデータベース・ユーザーのパスワードをリセットできます。接続ユーザーのパスワードのリセットを参照してください。
SQL Developerリリース19.1の新機能
TimesTen Scaleoutリリース18.1.2.1以上でサポートされている機能は次のとおりです。
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データベースの停止またはアンロードの操作では、ユーザー接続の終了を最初に試みて失敗した場合にすべてのユーザー接続が強制的に切断されるようにすることを選択できます。
TimesTen Scaleoutリリース18.1.1.3以上でサポートされている機能は次のとおりです。
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「接続詳細」ダイアログに、選択した接続の要素、ホスト、インスタンス、接続名、プロセスIDおよび接続タイプに関する情報が表示されるようになりました。
SQL Developerリリース18.2の新機能
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すでに作成済の表を変更できます。詳細は、「表の編集」を参照してください。
TimesTenリリース18.1以上でサポートされている機能は次のとおりです。
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SQL Developerを使用して、TimesTen ScaleoutグリッドおよびTimesTen Scaleoutデータベースを操作できます。詳細は、「TimesTen Scaleoutの使用」を参照してください。TimesTen Scaleoutの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database Scaleoutユーザーズ・ガイド』を参照してください。