DROP SYNONYM

DROP SYNONYM文は、データベースからシノニムを削除します。

シノニムがアクティブ・スタンバイ・ペア間でレプリケートされる場合で、DDL_REPLICATION_LEVELが2以上の場合は、DROP SYNONYM文によって、レプリケーション・スキームのすべてのデータベースのアクティブ・スタンバイ・ペアからシノニムを削除します。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseレプリケーション・ガイド』「アクティブ・スタンバイ・ペアでのDDL変更」を参照してください。

必要な権限

プライベート・シノニムをその所有者が削除する場合は、必要な権限はありません。別のユーザーのプライベート・シノニムを削除するには、DROP ANY SYNONYM権限が必要です。

PUBLICシノニムを削除するには、DROP PUBLIC SYNONYM権限が必要です。

TimesTen Scaleoutでの使用

この文は、TimesTen Scaleoutでサポートされています。

SQL構文

プライベート・シノニムを削除するには、次の構文を使用します。

DROP SYNONYM [Owner.]SynonymName

パブリック・シノニムを削除するには、次の構文を使用します。

DROP PUBLIC SYNONYM SynonymName

パラメータ

パラメータ 説明

PUBLIC

PUBLICを指定すると、パブリック・シノニムを削除できます。

Owner

オプションで、プライベート・シノニムの所有者を指定します。所有者を省略する場合、プライベート・シノニムは現在のユーザーのスキーマに存在している必要があります。

SynonymName

削除するシノニムの名前を指定します。

パブリック・シノニムpubempを削除します。

DROP PUBLIC SYNONYM pubemp;
Synonym dropped.

プライベート・シノニムsynjobsを削除します。

DROP SYNONYM synjobs;
Synonym dropped.

DROP ANY SYNONYM権限を持つユーザーterryとして、ttuserが所有するプライベート・シノニムsyntabを削除します。

DROP SYNONYM ttuser.syntab;
Synonym dropped.

関連項目

CREATE SYNONYM