下位互換性のためにサポートされている型

TimesTenでは、表1-3に示すデータ型がサポートされています。

表1-3 下位互換性のためにサポートされているデータ型

データ型 説明

TT_CHAR[(n[BYTE|CHAR])]

長さのバイト数(文字数)がnの固定長文字列

デフォルトは1バイトです。

BYTEは、列にバイト長セマンティクスが使用されていることを示します。nに対してサポートされる値の範囲は、1バイトから8300バイトまでです。

CHARは、列に文字長セマンティクスが使用されていることを示します。CHARの最小長は1文字です。最大長は8300バイトに収まる文字数によって異なります。これは使用されているデータベース文字セットによって決まります。文字セットがAL32UTF8の場合、1文字当たり最大4バイトが必要になる可能性があるため、CHARの長さは、文字セットに応じて2075から8300の範囲に制限されます。

長さが0(ゼロ)の空の文字列を列に挿入すると、SQLのNULL値が挿入されます。

TT_CHARデータは、後続の空白を使用して列の最大長まで調整されます。空白埋め比較セマンティクスが使用されます。

TT_NCHAR[(n)]

n×2バイトのUnicode文字の固定長文字列

必要なバイト数は2*nです。このnは指定された文字数です。NCHAR文字制限はバイト制限の半分であるため、最大サイズは4150です。

長さが0(ゼロ)の空の文字列を列に挿入すると、SQLのNULL値が挿入されます。

TT_NCHARデータは、U+0020 SPACEを使用してその列の最大長まで調整されます。空白埋め比較セマンティクスが使用されます。

TT_NVARCHAR(n)

n×2バイトのUnicode文字の可変長文字列

必要なバイト数は2*nです。このnは指定された文字数です。TT_NVARCHAR文字制限はバイト制限の半分であるため、最大サイズは2,097,152(221)です。nを指定する必要があります。

長さが0(ゼロ)の空の文字列を列に挿入すると、SQLのNULL値が挿入されます。

空白埋め比較セマンティクスが使用されます。

TT_VARCHAR(n[BYTE|CHAR])

最大長のバイト数(文字数)がnの可変長文字列

nは指定する必要があります。BYTEは、列にバイト長セマンティクスが使用されていることを示します。nに対してサポートされる値の範囲は、最小1バイトから最大4194304 (222)バイトまでです。

CHARは、列に文字長セマンティクスが使用されていることを示します。

長さが0(ゼロ)の空の文字列を列に挿入すると、SQLのNULL値が挿入されます。

空白埋め比較セマンティクスが使用されます。