アプリケーションが遅い

アプリケーションとTimesTenデータベースのパフォーマンスを最大にする方法については、次を参照してください。

この項では、パフォーマンスを低下させるいくつかの問題について説明します。

考えられる原因 参照先

クライアント/サーバー・モードを使用している。

詳細は、「接続モードを検討する」を参照してください。

データベース統計が古い。

詳細は、「表の統計を更新する」を参照してください。

トランザクションのコミットの頻度が高すぎる。

『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』「自動コミット・モードの無効化」

DurableCommits属性が有効化されている。

『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』「永続コミットの適切な使用」

複数回使用するSQL文を準備していない。

『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』「文の事前準備」

索引の種類が間違っている、索引が多すぎる、ハッシュ索引のサイズが間違っている。

『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』「適切なタイプの索引の選択」

『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』「ハッシュ索引サイズの適切な設定」

ロックの使用方法が効率的でない。

詳細は、「ロック・レベルと分離レベルを検証する」を参照してください。

アウトライン列に対して実行される処理が、インラインと比較するとわずかに遅くなる。

『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』「インライン列およびアウトライン列」

マテリアライズド・ビューが適切に構成されていない。

『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』「マテリアライズド・ビューによるパフォーマンスへの影響」および「マテリアライズド・ビューのチューニング」

レプリケーションを使用している場合は、レプリケーション・スキームの構成またはネットワーク環境がアプリケーションに影響を与えている可能性がある

詳細は、「レプリケーションまたはXLAのパフォーマンスが悪い」を参照してください。

TimesTen Cacheを使用している場合は、TimesTen Cacheの構成または環境がアプリケーションに影響を与えている可能性がある。

詳細は、「自動リフレッシュのパフォーマンスが悪い」を参照してください。

表のパーティションが多すぎる。

詳細は、「表のパーティション数を確認する」を参照してください。

1つ以上のTimesTenコンポーネントに対してトレースが不必要に有効になっている

詳細は、「トレースの設定を確認する」を参照してください。