レプリケーションまたはXLAのパフォーマンスが悪い

この項では、レプリケーションのパフォーマンスに影響する可能性がある問題について説明します。ログ・バッファが小さすぎたり、ファイル・システム上のトランザクション・ログ・ファイルから読み取ると、レプリケーションとXLAアプリケーションの両方のパフォーマンスに影響する可能性があります。

考えられる原因 参照先

ネットワークが遅い。

詳細は、「ネットワーク帯域幅を確認する」を参照してください。

RETURN RECEIPTが使用されている。

詳細は、「RETURN RECEIPTブロッキングの使用を確認する」を参照してください。

レプリケーション・スキームに整合性がない。

詳細は、「レプリケーションの構成を確認する」を参照してください。

ログ・バッファが小さすぎる。

詳細は、「ログ・バッファのサイズを確認する」を参照してください。

ファイル・システムの書込み頻度が高いか、または効率が悪い。

詳細は、「永続性の設定を確認する」を参照してください。

ログ・バッファではなくファイル・システム上のトランザクション・ログ・ファイルから読み取られる。

詳細は、「トランザクション・ログ・ファイルからの読取りの有無を確認する」を参照してください。

競合の頻度が高い。

詳細は、「競合レポートのためにレプリケーションが遅くなる」を参照してください。

永続性の設定を確認する

レプリケーションのELEMENTに対してTRANSMIT NONDURABLEを設定して、ログをファイル・システムにフラッシュする操作をレプリケーション・サイクルから取り除くことで、レプリケーションのパフォーマンスを改善できます。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseレプリケーション・ガイド』「DATASTORE要素に対する送信永続性の設定」を参照してください。

また、レプリケーション・スキームでDURABLE COMMITオプションを有効にしても、パフォーマンスに影響があります。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseレプリケーション・ガイド』「DURABLE COMMIT」を参照してください。