Oracle GoldenGate Director Serverを構成するには、Oracle GoldenGate Director Administratorプログラムを使用します。管理者のログイン資格証明の変更、ユーザー・アカウントとデータソースの管理、モニター・エージェントの構成、デフォルトのドメイン接尾辞の設定が可能です。
次のステップに従って、UNIX、LinuxおよびWindowsでOracle GoldenGate Director Administratorを起動します。
Oracle GoldenGate Director Clientのすべてのユーザーは、Oracle GoldenGate Director Serverのアカウントが必要です。Oracle GoldenGate Directorユーザー・アカウントを管理するには、「Accounts」タブを使用します。
Oracle GoldenGate Director ClientからOracle GoldenGateインスタンスを表示するには、接続情報がOracle GoldenGate Director Serverリポジトリに保存されている必要があります。ユーザーはクライアント内のパーソナル・ビューに任意またはすべての定義済インスタンスを追加できます。Oracle GoldenGateインスタンスがデータソースとしてクライアントのダイアグラムに表示されます。
「Data Sources」タブを使用してOracle GoldenGateインスタンスに関する情報を管理します。
データソースとしてOracle GoldenGateインスタンスを追加することにより、Managerプロセスについての情報がOracle GoldenGate Directorデータベース・リポジトリに追加されます。
Oracle GoldenGate Director Server上でデータソース情報を変更しても基本となるManagerプロセスにはまったく影響しません。
データソースを削除するとOracle GoldenGate Director ServerからManager情報が削除されますが、Managerプロセス自身は削除されたり、影響を受けません。このデータソースを使用するクライアントのダイアグラムは利用できません。
Oracle GoldenGate Director ServerはOracle GoldenGate Director Serverに登録されているOracle GoldenGateインスタンスのManagerプロセスを監視するスレッドを作成します。各スレッドはモニターと呼ばれます。
「Monitor Agent」タブを使用して次の操作を行います。
Manager処理と監視状態の表示
監視設定の構成
監視スレッドの開始と停止
Manager処理と監視状態を表示するには、次の手順を実行します。
Oracle GoldenGateデータソースの監視状態を表示するには、「Monitor and Manager Status」リストの「Monitor Active」列を表示します。
Managerプロセスが実行されているかどうかを確認するには、「Monitor and Manager Status」リストの「Manager is Alive」列を表示します。
「Monitor and Manager Status」リストをリフレッシュするには、「Refresh」をクリックします。モニター・エージェントおよび関連のマネージャ・プロセスのステータスは、「Monitor Agent」タブがアクティブになるたびにリセットされます。統計の更新には、「Host Wait Seconds」で指定した時間がかかることがあります。「Refresh」をクリックすると、その待機時間が最初から始まります。
Oracle GoldenGate Director Serverはホスト名またはIPアドレスを完全修飾ドメイン名へ解決しようと試行します。Oracle GoldenGate Director Serverが、Oracle GoldenGateパラメータ・ファイルに出現する非修飾のホスト名の修飾に使用するドメイン接尾辞の追加、変更、削除を行うには、「Default Suffix」タブを使用します。
たとえば、ドメインがanycompany.com
で、ホストの完全修飾ドメイン名がsysa.anycompany.com
の場合は、接尾辞表にanycompany.com
を入れます。さらに複雑なドメイン設定では、office.anycompany.com
やoffsite.anycompany.com
のようなものを使用できます。