Oracle Key Vaultのこのリリースでの変更点

Oracle Key Vaultのこのリリースでは、大規模な企業でOracle Key Vaultの使用を強化する新機能が導入されています。

Oracle Key Vaultリリース21.2での変更点

Oracle Key Vaultリリース21.2では、インストールおよびアップグレード操作に関連する新機能が導入されています。

Oracle Key Vault管理コンソールの変更点

Oracle Key Vaultリリース21.2では、Oracle Key Vault管理コンソールのユーザー・インタフェースに小さな変更があります。

これらの変更は、用語の変更、現在のリリースへの更新および利便性向上のための拡張によるものです。インタフェース全体に大きな変更はありません。

Oracle Key Vaultリリース21.1での変更点

Oracle Key Vaultリリース21.1では、インストールおよびアップグレード操作に関連する新機能が導入されています。

デュアルNICネットワーク・インタフェースのサポート

このリリース以降、Oracle Key VaultではデュアルNIC構成と呼ばれる2つのネットワーク・インタフェースの使用がサポートされています。

デュアルNIC構成では、Oracle Key Vaultは、Linux NIC結合メカニズムを使用して2つのネットワーク・インタフェースを単一の論理インタフェースに結合し、ネットワーク・レイヤーで冗長性を提供します。デュアルNIC構成では、いずれかのインタフェースが使用できなくなった場合に、Oracle Key Vaultのネットワーク可用性が維持されます。デュアルNIC構成モードによっては、ネットワーク・トラフィックのロード・バランシングも実現できます。

このタイプの構成は、物理的障害またはソフトウェア障害があっても、操作の継続性の必要性が高い大規模なOracle Key Vaultのデプロイメントで特に役立ちます。デュアルNICネットワーク・インタフェースを構成すると、たとえば、Oracle Key Vaultサーバーに関連付けられたネットワーク・インタフェースが使用できなくなり、Oracle Key Vaultノード間およびエンドポイントとOracle Key Vaultサーバー間の通信が失われる可能性があるシナリオを回避するのに役立ちます。

以前のリリースのOracle Key Vaultでは、単一のネットワーク・インタフェースのみがサポートされていました。このリリースでOracle Key Vaultをインストールおよび構成する場合、単一のネットワーク・インタフェース(クラシック・モード)を使用するか、デュアルNICモードを使用するかを選択できます。