9.2.4.2 ahfctl setupgrade

ahfctl setupgradeコマンドを使用して、アップグレード・パラメータを設定します。

構文

ahfctl setupgrade 
[-h] 
[-all] 
[-swstage SWSTAGE] 
[-autoupgrade AUTOUPGRADE] 
[-upgradetime UPGRADETIME] 
[-fstype FSTYPE]
[-tmp_loc TMP_LOC] 
[-remove_installer REMOVE_INSTALLER] 
[-servicename SERVICENAME]
[-frequency FREQUENCY] 
[-debug] 
[-autoupdate AUTOUPDATE]

ノート:

デフォルト・ポート(443)を使用していない場合、AHFを正常にアップグレードするには、ahfctl setuploadコマンドを使用してカスタム・ポートを構成する必要があります。

パラメータ

表9-15 ahfctl setupgradeコマンドのパラメータ

パラメータ	説明
-all	すべてのパラメータを設定します。
-swstage SWSTAGE	ソフトウェア・ステージングの場所を指定します。 例: /opt/oracle.ahf
-autoupgrade AUTOUPGRADE	自動アップグレードのオンまたはオフを指定します。 例: ahfctl setupgrade -autoupgrade <on/off>
-upgradetime UPGRADETIME	upgradetimeを、[H]、[HH]または[HH:MM]という形式で指定します。
-fstype FSTYPE	ステージングの場所のファイルシステム・タイプを指定します。 たとえば、nfs/acfs/localです。
-tmp_loc TMP_LOC	インストール・アーカイブを展開する、AHFの一時的な場所となるディレクトリを指定します。指定したディレクトリが存在する必要があります。 デフォルト /tmp
-remove_installer REMOVE_INSTALLER	このフラグを指定すると、自動アップグレードの後にステージングの場所にあるAHFインストーラzipが削除されます。デフォルトでは、AHFによってAHFインストーラzipは削除されません。 有効な値: yes|no
-servicename	RESTダウンロード・サービスの名前を指定します。 デフォルト: ahf_upgrade_loc
-frequency	自動アップグレードの頻度を(1,30)の範囲の日数で指定します。 例: 15
-debug	デバッグを有効にするには、-debugオプションを指定します。
-autoupdate AUTOUPDATE	autoupdate構成を含めるにはonを、削除するにはoffを指定します。 有効な値: ON||OFF たとえば: ahfctl setupgrade -autoupgrade on -swstage /opt/oracle.ahf -frequency 1 -autoupdate on ahfctl setupgrade -autoupgrade on -swstage /opt/oracle.ahf -frequency 1 -autoupdate off

例9-18 アップグレード構成の設定

ahfctl setupgrade -swstage /scratch/ahf_stage -autoupgrade on -frequency 21
AHF autoupgrade parameters successfully updated
Successfully synced AHF configuration

例9-19 すべてのアップグレード構成の設定

ahfctl setupgrade -all
Enter autoupgrade flag <on/off> : on
Enter software stage location : /scratch/ahf_stage
Enter auto upgrade frequency : 30
AHF autoupgrade parameters successfully updated
Successfully synced AHF configuration

例9-20 自動アップグレードの無効化

ahfctl setupgrade -autoupgrade off
AHF autoupgrade parameters successfully updated
Successfully synced AHF configuration