1.10.1 Autonomous Databaseを使用したOracle Graphの2層デプロイメント
2層デプロイメントでは、クライアント・グラフ・アプリケーションがAutonomous Databaseに直接接続します。
- Javaクライアントのインストールの説明に従って、Oracle Graphクライアントをインストールします。
- Oracle Autonomous Warehouseのドキュメントで説明されているように、JDBC接続を確立します。
ウォレットをダウンロードして安全な場所に解凍する必要があります。その後、例1-1に示すように接続を確立するときに参照できます。
- コードに示すように、Javaシェルを起動します。
/bin/opg4j --no_connect
- 例1-1に示すようにデータベースに接続します。
ノート:
グラフ・ビジュアライゼーション・アプリケーションを使用する必要がある場合は、さらにOracle Graph Serverをインストールする必要があります。- 詳細は、Oracle Graph Serverのインストールを参照してください。
- TomcatまたはOracle WebLogic Serverでのグラフ・ビジュアライゼーション・アプリケーションのデプロイの詳細は、グラフ・ビジュアライゼーション・アプリケーションのデプロイを参照してください。
例1-1 Autonomous Databaseを使用した2層グラフ・デプロイメントでのデータベース接続の作成
opg4j> var jdbcUrl = "jdbc:oracle:thin:@<tns_alias>?TNS_ADMIN=<wallet_location>" // jdbc url to the DB
opg4j> var user = "<user>"
opg4j> var pass = "<password>"
opg4j> var conn = DriverManager.getConnection(jdbcUrl, user, pass) // connecting to the DB
conn ==> oracle.jdbc.driver.T4CConnection@57e6cb01
上記の例で注目すべき点は以下のとおりです。
- <tns_alias>:
tnsnames.ora
ファイルで使用されるTNS別名 - <wallet_location>: ウォレットが格納されているディレクトリのパス
- <user>: データベース・ユーザーの名前
- <password>: ユーザーのパスワード