9 Oracle Key VaultクライアントSDKのメモリー管理API

この項では、エンドポイントで指定されたメモリー管理を処理するために必要なOracle Key Vaultインタフェースについて説明します。

9.1 okvFree

okvFreeは、okvMallocまたはokvReallocを使用して割り当てられたメモリーを解放するエンドポイント・プログラム定義関数へのポインタです。

カテゴリ

メモリー管理API

用途

okvFreeは、okvMallocまたはokvReallocを使用して割り当てられたメモリーを解放するエンドポイント・プログラム定義関数へのポインタです。このポインタは、解放後にNULLに設定する必要があります。

構文

void (*okvFree)(void *ctx, void **ptr);

パラメータ

パラメータ IN/OUT 説明
ctx IN

メモリー・コンテキスト(OKVMemoryCtxのコンテキスト)

ptr

IN

以前に割り当てられたメモリー

戻り値

値は返されません。

コメント

なし。

関連項目

9.2 okvMalloc

okvMallocは、メモリーを割り当てるエンドポイント・プログラム定義関数へのポインタです。

カテゴリ

メモリー管理API

用途

okvMallocは、メモリーを割り当てるエンドポイント・プログラム定義関数へのポインタです。

構文

void * (*okvMalloc)(void *ctx, size_t size);

パラメータ

パラメータ IN/OUT 説明

ctx

IN

OKVMemoryCtxのメモリー・コンテキスト。

size

IN

割り当てられるメモリーのサイズ。

戻り値

戻り値 説明
void*

割り当てられたメモリーへのメモリー・ポインタ。

成功: 割り当てられたメモリーへの有効なポインタが返されます。

失敗: 関数が要求されたサイズのメモリーを割り当てられない場合は、NULLポインタが返されます。

コメント

なし。

関連項目

9.3 okvRealloc

okvReallocは、メモリーを再割当てするエンドポイント・プログラム定義関数へのポインタです。

カテゴリ

メモリー管理API

用途

okvReallocは、メモリーを再割当てするエンドポイント・プログラム定義関数へのポインタです。以前に割り当てられたメモリー内のデータは、新しく割り当てられたメモリーにコピーする必要があります。

構文

void * (*okvRealloc)(void *ctx, void **ptr, size_t size);

パラメータ

パラメータ IN/OUT 説明
ctx

IN

メモリー・コンテキスト(OKVMemoryCtxのコンテキスト)。

ptr

IN

以前に割り当てられたメモリー。

size

IN

割り当てられるメモリーのサイズ。

戻り値

戻り値 説明
void*

再割当てされたメモリーへのメモリー・ポインタ。

成功: 再割当てされたメモリーへの有効なポインタが返されます。

失敗: 関数が要求されたサイズのメモリーを割り当てられない場合は、NULLポインタが返されます。

コメント

なし。

関連項目