A よくある質問

デプロイメントとドメインの作成が完了したときに、どのように確認できますか。

デプロイメントおよびドメインの作成が完了しているかどうかを確認するには、SSHを使用してopcユーザーとしてOracle Analytics Serverコンピュート・インスタンスに接続し、oracleユーザーに切り替えて、/u01/app/oas-scriptsディレクトリでファイルoas_install.finishを探します。このファイルが見つかった場合、インストールは完了しています。

>cd /u01/app/oas-scripts/
>ls -la
>...
>-rw-r--r--. 1 root root 0 Nov 05 15:02 oas_install.finish
>...

ドメインの作成および構成オプションを選択した場合、プロセス全体の完了には約30分~40分かかります。

どこでインストールのログは検索し、進捗状況を確認できますか。

Oracle Analytics Serverスタック作成プロセスでは、oas_cloudinit.logというログが生成されます。Oracle Analytics Serverドメインを作成する場合は、さらにoas_create_domain.logというログがあります。これらのログは両方とも、Oracle Analytics Serverコンピュート・インスタンスの/var/log/ディレクトリにあります。
  • oas_cloudinit.log: インストール・プロセス全体で進捗情報を記録します。たとえば、スクリプトの生成、スクリプトの実行、ドメイン作成に使用されるファイルbiconfig、ファイアウォールでポートを開くために使用される構成ファイルDefaultSingleNodeOASFirewallPorts.xmlとスクリプト・ファイルopen_oas_firewall_ports.sh、およびクリーン・アップ・フェーズ中に削除されるファイルの詳細について、メッセージを確認できます。

  • oAs_create_domain.log: ドメイン作成フェーズ中にステータス情報を記録します。ドメインの作成が成功すると、次のメッセージが表示されます。
    [CONFIG] SUCCESS:Collect logs Configuration:Oracle_Analytics_Configuration completed successfully 
    The configuration of Oracle Distribution completed successfully.

問題が発生すると、問題の説明を含むエラー・メッセージが表示されます。

Oracle Analytics Serverが稼働中であることを確認するにはどうすればよいですか。

Oracle Analytics Serverコンピュート・インスタンスのパブリックIPアドレスを取得し、Webブラウザで次のようなURLを入力します:
http://OAS_IP_Address:port/analytics
例:
http://123.45.67.890:9502/analytics

Oracle Analytics Serverドメインの作成スタック・オプションを選択した場合、Oracle Analytics Serverはデフォルト・ポートで設定され、ポート9502Oracle Analytics Serverにアクセスできます。Oracle Analytics Serverドメインを別個に構成した場合は、管理対象サーバーbi_server1用に指定したポート番号を使用します。

Oracle Analytics Serverのインストールと構成ドメイン構成後の次のステップも参照してください。

Oracle Analytics Serverコンピュート・インスタンスのパブリックIPアドレスはどこにありますか。

パブリックIPアドレス(使用可能な場合)は、次の場所にあります。

  • スタック・ジョブ・ログタブ: パブリックIPアドレスがログの最後にある「出力」セクションに表示されます。

    oas_oc_ip_sj_logs.jpgの説明が続きます
    図oas_oc_ip_sj_logs.jpgの説明

  • スタック・ジョブ出力タブ: パブリックIPアドレスがジョブの「出力」セクションに表示されます。

    oas_oc_ip_sj_output.jpgの説明が続きます
    図oas_oc_ip_sj_output.jpgの説明

  • 「コンピュート・インタンスの詳細」ページ: Oracle Analytics Serverをデプロイしたコンパートメントに移動し、コンピュート・インスタンスを検索します。パブリックIPアドレスがコンピュート・インスタンスの「インスタンス・アクセス」セクションに表示されます。

    oas_oc_ip_inst_detail.jpgの説明が続きます
    図oas_oc_ip_inst_detail.jpgの説明

Oracle Analytics Serverコンピュート・インスタンスを再起動しました。Oracle Analytics Serverにアクセスできないのはなぜですか。

Oracle Analytics Serverをホストしているコンピュータ・インスタンスを再起動しても、Oracle Analytics Serverは自動的に再起動されません。start.shを使用して、Oracle Analytics Serverを手動で再起動する必要があります。コンピュート・インスタンス再起動後のOracle Analytics Serverの再起動を参照してください。

スタック・ジョブのステータスが「終了」に変更されました。Oracle Analytics Serverコンピュート・インスタンスにアクセスできないのはなぜですか。

ドメインの作成および構成を選択した場合、プロセスは約30分~40分かかり、スタック・ジョブが終了した直後にバックグラウンドで始まります。デプロイメントとドメインの作成が完了したときに、どのように確認できますか。を参照してください。

Oracle Analytics ServerをデプロイするときにオプションOracle Analytics Serverドメインの作成を選択しない場合、または不正な資格証明やネットワークの問題が原因でドメインの作成に失敗した場合は、Oracle Analytics Serverにアクセスする前に、ドメインを手動で作成する必要があります。Oracle Analytics Serverドメインを手動で作成する方法を参照してください。

Oracle Analytics Serverドメインを手動で作成する方法

Oracle Analytics ServerをデプロイするときにオプションOracle Analytics Serverドメインの作成を選択しない場合、または不正な資格証明やネットワークの問題が原因でドメインの作成に失敗した場合は、Oracle Analytics Serverにアクセスする前に、ドメインを手動で作成する必要があります。これを行うには、構成ファイル/u01/data/biconfig.rspを更新してから、Oracle Analytics Serverドメイン作成スクリプト(/u01/app/oas-scripts/create_oas_domain.sh)を実行するか/u01/app/Oracle/Middleware/Oracle_Home/bi/bin/config.shを実行する必要があります。
  1. SSHを使用して、Oracle Analytics Serverのコンピュート・インスタンスにアクセスします。opcユーザーとしてログインしてからoracleユーザーに切り替えます。

    ssh opc@oas_public_ip

    sudo su oracle

  2. /u01/dataに移動します。

  3. viなどのファイル・エディタで構成ファイルbiconfig.rspを更新します。

    例: sudo vi biconfig.rsp

  4. /u01/app/oas-scriptsフォルダに移動します。

  5. 次の内の1つを実行します。

    • 既存のドメイン作成スクリプトを実行してドメインを作成します: /u01/app/oas-scripts/create_oas_domain.sh

    • config.shを実行します: sudo -u oracle bash /u01/app/Oracle/Middleware/Oracle_Home/bi/bin/config.sh -silent -responseFile /u01/data/biconfig.rsp -invPtrLoc /u01/app/oraInst.loc 2>&1 > /var/log/oas_create_domain.log

Terraformを使用して、Oracle Cloud上のOracle Analytics Serverデプロイメントをカスタマイズできますか。

はい。Oracleには、リソース・マネージャまたはTerraformコマンドを使用してOracle Cloud InfrastructureにOracle Analytics Serverをすばやくデプロイできる、カスタマイズ可能なTerraformモジュールが2種類用意されています。Oracle Analytics Server - UCM (Universal Credits)Oracle Analytics Server - BYOL (Bring Your Own License)です。

これらのTerraformモジュールは、いずれもGitHubからダウンロードできます。詳細は、GitHubに移動して検索するか、次にジャンプしてください。
oracle-quickstart/oci-oracle-analytics-server
手順については、Oracle Analytics Serverクイック・スタートのReadmeを参照してください。

Oracle Cloud Infrastructureのリソース・マネージャおよびTerraformの一般情報は、リソース・マネージャの概要およびリソース・マネージャおよびTerraformを参照してください。