3 Oracle ASMLIBの構成
次の手順は、Oracle LinuxでのASMLIBの初期構成のガイドラインです。詳細は、次のOracle Databaseのドキュメントを参照してください。
重要:
ASMLIB構成に対する変更は、すぐには有効になりません。ASMLIBの再構成時に、データベースおよびすべての関連プロセスを停止します。通常、変更は、次のシステム再起動後に有効になります。
ASMLIB構成の初期化
インストール後、管理ユーティリティ/usr/sbin/oracleasm
を使用して、ASMLIBソフトウェアを構成し、起動時にディスクをスキャンします。
ASMLIB構成ファイルは/etc/sysconfig/oracleasm
で読み取ることができますが、このファイルが常に正しく構成されるように、常にoracleasm configure
を使用して構成パラメータを変更することをお薦めします。対話型(-i
)オプションは通常、ライブラリを初めて構成するために使用されます。
ASM I/Oフィルタリングの構成
oracleasm-support
には、カーネルのBPFインフラストラクチャ・サポートに依存するASM I/Oフィルタリング機能が含まれています。この機能は、UEK R7またはRHCKを使用するOracle Linux 9で使用できます。有効にすると、I/Oフィルタ機能によって、ASMによって起動されていない書込み操作が拒否され、ASMシステムへのディスクの追加後のdd
などの管理コマンドによるASMディスクへの書込みが防止されます。
ディスクをASMLIBで使用可能にする
Oracle DatabaseがASMLIBを使用してアクセスするすべてのディスクにラベルを付ける必要があります。このトピックでは、ASMディスク・ラベルの作成方法、検証方法およびラベルの削除方法について説明します。
次のコマンドは、ディスクをスキャンし、ASMディスク・ラベルを作成する方法を示しています。ディスク・ラベルの表示および問合せを実行したり、削除したりするための手順も提供されています。
ディスクの可用性の構成が終了したら、ディスクがASMに表示されていることを確認できます。「検出文字列を使用したASMディスクの表示の検証」を参照してください。