保留中のソフトウェア更新の手動による適用
Cockpit管理者は、Webコンソールの「ソフトウェアの更新」ページを使用して、ホスト・システムに手動でソフトウェア更新を適用できます。「ソフトウェアの更新」ページには、システムが最後に更新を確認した日時を追跡する「ステータス」セクションが含まれています。更新が使用可能な場合は、Cockpit管理者が手動で更新を適用することもできます。システムが最新のソフトウェアで最新状態になっている場合は、緑色のチェック・マークが表示され、最新ステータスのメッセージが表示されます。
ノート:
また、管理者はdnf upgradeコマンドを使用して、コマンドラインから保留中のソフトウェア更新を適用することもできます。このタスクをコマンドラインから実行する方法の詳細は、『Oracle Linux: Oracle Linuxでのソフトウェアの管理』の「Oracle Linuxでのソフトウェアの更新」を参照してください前提条件
- Cockpit Webコンソールがインストールされていて、アクセスできる必要があります。
詳細は、トピック「Cockpitのインストールおよび有効化」と「Cockpit Webコンソールへのログイン」を参照してください。
- Cockpitソフトウェア更新パッケージ(
cockpit-packagekit
)がインストールされている必要があります。Webコンソールのナビゲーション・パネルにソフトウェア更新モジュールが表示されていない場合には、「アドオン・アプリケーションのインストールと管理」を参照してください。 - 管理者権限。
ステップ
Cockpit Webコンソールを使用して、ホスト・システムで保留中のソフトウェア更新を手動で適用するには、次の手順を実行します。
- Cockpitのナビゲーション・ペインで、ソフトウェアの更新をクリックします。「ソフトウェアの更新」ページが表示されます。
- 「ソフトウェアの更新」ページの「ステータス」セクションで、次のいずれかを実行します:
- 更新の最終チェックがいつ発生したかを確認します。システムが保留中のソフトウェア更新を最後にチェックした時間を示すステータス・メッセージが表示されます。
-または-
- 保留中の更新を手動でチェックしてインストールします:
- 「更新の確認」(カーブした青色の矢印アイコン)をクリックします。
システムによって保留中の更新がチェックされます。ソフトウェア更新が保留中の場合は、保留中の更新のリストが表示されます。
- ソフトウェア更新を適用するには:
- 次のいずれかを実行します。
- 「すべての更新のインストール」をクリックして、リストされているすべての保留中の更新を適用します。
- セキュリティ更新のインストールをクリックして、リストされた保留中のセキュリティ更新を適用します。
- kpatch更新のインストールをクリックして、リストされた保留中の
kpatch
更新を適用します。
- 選択したソフトウェア更新の適用後にシステムを自動的に再起動する場合は、「再起動」トグル・スイッチをオンにします。
重要:
更新が適用されるまでは、システムを再起動しないでください。「再起動」トグル・モードをオフにすると、システムを「再起動」するためのメッセージが表示されます。メッセージ・ダイアログで、「無視」をクリックして、更新が適用されるまでシステムの再起動を延期します。更新が適用されると、システムを再起動するためのメッセージが表示されるので「ただちに再起動」をクリックします。
- 次のいずれかを実行します。
- 選択した更新が正常に適用されたことを確認するには、Cockpit Webコンソールにログインして、「ソフトウェアの更新」ページで「ステータス」を確認します。
- 「更新の確認」(カーブした青色の矢印アイコン)をクリックします。
- 更新の最終チェックがいつ発生したかを確認します。システムが保留中のソフトウェア更新を最後にチェックした時間を示すステータス・メッセージが表示されます。