Tunedパフォーマンス・プロファイルの変更

Oracle Linuxでは、Tunedサービスを使用して接続されたデバイスを監視し、選択したプロファイルに応じてシステム・パフォーマンスを動的にチューニングします。デフォルトでは、Tunedサービスは推奨のパフォーマンス・プロファイルを割り当てます。パフォーマンス・プロファイルに変更が必要な場合、Cockpit管理者はWebコンソールの「概要」ページを使用して、別のパフォーマンス・プロファイルを割り当てることができます。

前提条件

ステップ

Cockpit Webコンソールを使用して、ホスト・システムに割り当てられたパフォーマンス・プロファイルを変更するには、次のステップを実行します。

  1. 「概要」ページで、「構成」パネルに移動し、「パフォーマンス・プロファイル」プロパティを見つけて、割り当てられたプロファイルのリンクをクリックします。
  2. 「パフォーマンス・プロファイルの変更」ダイアログで、次のいずれかのプロファイルを選択し、「プロファイルの変更」をクリックして変更を適用します。
    なし 選択すると、tunedサービスの状態が無効になります。
    アクセラレータのパフォーマンス throughput-performanceプロファイルと同じチューニングを提供し、GPUなどの特定のアクセラレータのパフォーマンスを向上させます。
    平均化 一般的なパフォーマンス・プロファイルを提供し、省電力とパフォーマンスの妥協が必要なシステムに適しています。
    デスクトップ 平均化プロファイルに基づいてデスクトップ環境のパフォーマンスを最適化します。
    hpc-compute ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)のパフォーマンスを最適化するもので、latency-performanceプロファイルに基づいています。
    intel-sst ユーザー定義のIntel Speed Select Technologyを使用したシステム構成用に最適化されています。

    Latency-performance

    消費電力が増加しますが、確定的なパフォーマンスを実現するために最適化されています。

    Network-latency

    消費電力が増加しますが、確定的なパフォーマンスを実現するために最適化され、低レイテンシのネットワーク・パフォーマンスを重視します。
    Network-throughput ネットワーク・スループットのストリーミング用に最適化されています。このプロファイルは、古いCPUまたは40G以上のネットワークにのみ必要です。
    Power-save 消費電力を低くするために最適化されています。
    Throughput-performance 各種の一般的なサーバー・ワークロードの全体のパフォーマンス向上のために最適化されています。

    Virtual-guest

    throughput-performanceプロファイルに基づいて仮想ゲストの実行中に最適化されています。
    Virtual-host KVMホストの実行時に最大のパフォーマンスが得られるように最適化されています。