Cockpit Webコンソールの概要
Cockpit Webコンソールは、ローカルとリモートの両方でLinuxシステムを管理および監視するために設計されたOracle Linuxサーバー管理ツールです。管理用のグラフィカルなWebコンソールは、管理者にとってわかりやすい、Linuxのあらゆるレベルのエクスペリエンスにアクセスできるものになっています。Cockpitインストール・パッケージはすぐに利用できる状態で提供されていて、ほとんどのOracle Linuxディストリビューションで使用できます。
直感的なサーバー管理
Oracle Linuxのサーバー管理ツールとしてCockpitを選択すると、Oracle Linuxのサーバー管理は、よりわかりやすく、より直感的なものになります。たとえば、Webコンソール・インタフェースでは、コマンドラインに入力するコマンドを覚えることが不要になります。コマンドラインにアクセスして使用することもできますが、ほとんどの場合、同じ管理タスクをWebコンソール・インタフェースから完了する方が簡単です。
標準およびアドオンのサーバー管理ツール
システム管理者は、Webコンソールの左側のパネルにあるCockpitのナビゲーションメニューをクリックすることで、ホスト・サーバーの様々な領域を簡単に管理できます。このメニューには、すぐに使用できるシステム管理ツールの標準セットがデフォルトで表示されます。オプションで、その他のアドオン管理ツールをWebコンソールに必要に応じて追加できます。
表1-1 管理ツール - メニュー・ナビゲーション:
使用: | 目的: | 詳細: |
---|---|---|
ホスト |
|
複数のホストの管理 |
概要 |
|
ヘルス、使用状況およびシステムの詳細 |
ログ |
|
ログ・エントリの表示とフィルタ |
ネットワーキング |
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ネットワーク管理タスク |
アカウント |
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ユーザー管理アクション |
サービス |
|
サービスの表示と管理 |
診断レポート |
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診断レポートを使用したシステムの問題の評価 |
カーネル・ダンプ |
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Kdumpを使用したクラッシュ・ダンプの詳細の取得 |
SELinux |
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SELinuxセキュリティ・ポリシーとメッセージの管理 |
端末 |
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ホストのCLIにアクセスするには、Cockpitのナビゲーション・ペインで「端末」をクリックします。 |
アドオンのサーバー管理アプリケーション
システム管理者は、Cockpit用に開発された追加の管理ツール・パッケージをインストールして、Cockpit Webコンソールの機能を拡張することもできます。詳細は、「Cockpitの機能の拡張」を参照してください。